TAB譜が奪った楽譜の読み書きの重要性(日本音楽能力検定協会)

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日本音楽能力検定協会です。
ピアノや管楽器を演奏する方にとっては当たり前の楽譜の読み書きですが、ギターやベース、ウクレレを演奏する方にとってはあまり馴染みがないのが現状です。
その理由はTAB譜の存在です。
弦の本数に合わせた線上にフレットの数字を表記することで、どこを弾けばいいか分かるという便利なものです。
ですがこのTAB譜の存在こそがギター・ベース・ウクレレなどを演奏する人から楽譜読み書きの重要性を見失わさせてしまいます。

確かに音の高さ(ドレミ・・・)やどこを弾けばいいのかに関しては、TAB譜のほうが分かりやすく便利です。
しかし音の長さ(4分音符、8分音符、タイなど)に関しては、従来の楽譜の読み書きを学んでおかないとTAB譜も理解することが出来ません。

演奏したい曲の音源を聞きながらTAB譜を見て何となく弾いていらっしゃるかとは思いますが、楽譜の読み書きを完璧に理解すると世界が変わります。
「なぜ今まで楽譜の読み書きが出来ない状態で、ギターが弾けるつもりでいたんだろう?」と分からなくなってしまうほどです。

それでは今回は楽譜読み書き、特に音の長さについてご説明いたします。

1小節の合計を4にするパズル

それぞれの音符の伸ばせる長さは
全音符は4、2分音符は2、4分音符は1、8分音符は0.5、16分音符は0.25

例えば全音符だと4拍の間ずっと伸ばしていられるので、全音符のみで1小節を埋めることが出来ますが、
2分音符は2しか伸ばせないので、2分音符だけで1小節を埋めるためには2つ必要です。
同様に、4分音符だけで小節を埋めるには4つ、8分音符だけで埋めるには8つ、16分音符だけで埋めるには16こ必要となります。

この仕組みが分かると楽譜理解が進み、間違いもなくなります。

日本音楽能力検定協会認定のバンドサークル「おとかぞく」のYouTubeチャンネルで非常に分かりやすく解説した動画を出してくださっているので、こちらをご参照ください。

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