【ギター検定4級】アコースティックギターの部位名を覚えよう/日本音楽能力検定協会(過去問題・出題例)

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日本音楽能力検定協会です。
今回はアコースティックギター各部位の名称と役割についてご説明させていただきます。
この問題はギター検定4級筆記試験に出題されます。
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①ヘッド

ギターの頭に当たる部分です。ギターの弦はこのヘッドまで張られており、ここでチューニングを行います。
クリップチューナーやカポタストをこのヘッド部分に挟んでおく場合も多いようです。

②ペグ

弦を巻くねじ巻の役割です。ペグを巻くことを弦の張りを強めたり弱めたりできます。
チューニングをしながらどちらに巻けば音が高くるのか、低くなるのかを確認しましょう。
画像のギターはペグが片方向に6つ付いていますが、ヘッドの両側に3つずつのものや、特殊なギターでは4つと2つに分かれているものもあります。

③ネック

ギターの首に当たる部分で、この部分を押さえることでギター演奏をします。
材質はメイプルやローズウッドなど色々あるので、お好みで選ぶことが出来ます。
木でできているため気温や湿気、保存状態によって反ってしまうことがあります。
弦の方向に向かって反ることを「順反り」、ギターの背面に向かって反ることを「逆反り」と言います。
ネックはギターの中で最も大事な部分でもありデリケートな部分ですので、定期的にメンテナンスすることをお勧めします。

④フレット

ギターに音階を作るための金属の部品です。1フレット上がるごとに半音上がります。
例えば5弦3フレットはド、同じく5弦4フレットはド#、5弦5フレットはレといった感じで、フレットの音階も覚えましょう。
このフレットを複数同時に押さえることでコードが弾けたり、指定のポジションを覚えることでスケールという理論を学んだりします。

ちなみに、12フレットがちょうどギターのネックの中心となっています。
開放弦だけでなく12フレットでもチューニングすることを「オクターブチューニング」と呼びます。



⑤ポジションマーク

何フレットを弾いているのかを分かりやすくするための目印です。
基本的には3フレット、5フレット、7フレット、9フレット、12フレット、15フレット、17フレット、19フレットにポジションマークが付いています。
ポジションマークがなかったり、特殊なデザインや形のポジションマークのものもあります。
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⑥ボディー

ギターの体にあたる部分です。ギターの音を響かせるための木材で、非常に重要なパーツと言えます。
このボディー上にギターの機能のほぼ全てが搭載されています。
面積としてもギターの中で一番広いので、あらゆるデザインのものが販売されていたり、ご自身でステッカーを張ったりしてカスタマイズする方も多く見受けられます。

⑦サウンドホール

音の出口です。
弦が振動し、ボディーを伝ってこのサウンドホールから音が出てきます。
この穴を塞ぐと音が小さくなります。

⑧ピックガード

ギターをピックで演奏する際、ボディーを傷つけないための盾の役割です。
そのためピックガードは傷ついていくのが当然で、ピックガードだけを取り換えることも出来ますので、古くなってきたら交換しましょう。

⑨ブリッジ

弦を貼り始める土台となる部分です。ギターの弦はこのブリッジからペグまで張ります。

この部位で弦の高さを調節することもできます。
弦高が高すぎると弾きにくくなり、逆に低すぎるとフレットやネックに当たってしまって音が出なくなってしまいますので、ちょうど良い範囲での調整が必要です。

最後に

ギターの各部位の名称と役割を理解することは、ギター演奏においてとても重要です。
初学者の方ですとまずは好きな曲を演奏したいと思いますが、例えば料理人であれば色々な包丁の名称や種類を理解していますし、野球選手であればバットやグローブの細かい部分までこだわります。
ご自身のギターに愛着を持つためにも、素晴らしい演奏をするためにも、そしてもちろん検定に合格するためにもギターの各部位の名称と役割をしっかり理解しておきましょう。

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