各級合格率とグレードの選び方/日本音楽能力検定協会

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日本音楽能力検定協会です。
本日は科目問わず1級~5級の合格率と、ご自身に合った級の選び方についてご説明させていただきます。

各級の合格率

1級・・・79%
2級・・・47%
3級・・・52%
4級・・・88%
5級・・・67%

通常の検定試験では上級になるほど合格率が下がる傾向にありますが、音楽検定においては4級が一番合格率が高く、次に合格率が高い級は1級となっております。
この特殊な傾向について解説させていただきます。

5級の不合格者が多い理由

「少し音楽を経験している人なら誰でも合格するのが5級」と考える方も多いかと存じますが、実は5級の不合格者の99%は筆記試験で不合格となっております。

おそらく実技試験まで進むことが出来れば、最低限の演奏はできる方なのだと思いますが、例えばギター検定ではチューニング時の開放弦の音を知らない、ギターの各部位の名称やフレット上の音階を知らない状態で受検される方は、当然筆記試験で不合格となってしまいます。

確かに演奏レベルといたしましては「最低限のレベルで簡単な曲を2曲演奏できれば合格」という基準ではございますが、音符の長さ、音階、音楽の基礎知識を全く持たないままでは筆記試験を通過することは出来ません。

実技レベルは5級に十分達しているのに、知識不足で筆記試験で不合格となってしまうのは非常に残念ですので、HP出題範囲をご確認後、公式YouTubeチャンネルでご自身の受検する科目の筆記試験内容をご覧いただくと、合格率が飛躍的に上昇するかと存じます。

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3級と2級の合格率が一番低い理由

データを見ると3級合格率が52%、2級合格率が47%と、両級とも合格率が半分程度となっております。
受検者様の傾向といたしましては「演奏歴の長いアマチュアの方」が最も多く受検されるのが3級と2級です。

確かに「上級者(3級)」「プロレベル(2級)」という証明はアマチュアの方にとって魅力的な証明となりますので、受検者数が多い理由にも繋がっております。

3級と2級の同時受検という方も多い傾向にあります。
ご自身の実力が明らかに上級者レベルに達しているのは自覚があるが、プロという壁を越えているのかどうかのご確認の意味でご受検されるようです。

中には演奏歴の短い方が力試しに2級を受検したり、演奏歴としては10年以上なので上級者レベルなのでは?と思い3級を受検される方も散見されますが、結果がどうあれご自身のレベルの確認ができ、今後の上達に繋げていただければ幸いです。

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1級合格率が高い理由

最上級である1級の合格率が79%と高い理由は、受検者様の意識の高さにあります。
かなりの専門知識を問う筆記試験でも満点に近い方が多く、実技試験も圧倒的にハイレベルな演奏力を持った受検者様がほとんどです。

2級受検者様の多くは「プロレベルに達しているかどうかの確認」が目的で受検されるのに対し、1級受検者様の多くは「既にプロとして活動している」「プロとして生計を立てている」ことが前提の方が多い傾向にあります。

そのため実技試験での演奏も圧倒的にハイレベルで、リズム感や表現力なども素晴らしい方ばかりです。

中には2級レベルには十分達しているが1級では不合格という方もいらっしゃいますが、それでも十分にプロとして活躍できるレベルの方ばかりです。

受検の理由といたしましては恐らく「ご自身のレッスン教室の権威性上昇」「実力の客観的証明」かと存じますが、最低限プロとしての知識・実力そして実績を兼ね備えた方が多く受検されるため、高い合格率に繋がっております。

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複数級同時受検が可能です

ご自身の実力がどれくらいか判断しかねる場合は、複数級同時受検をお勧めします。
例えば音楽を始めたばかりの方であれば5級と4級を同時受検することで、4級レベルに達している方は4級と5級の同時合格が可能です。

筆記試験は両級とも別々に行いますが、実技試験は1回分(2曲)で結構です。

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