ギターが上手くなりやすい人、なりにくい人の特徴10選/日本音楽能力検定協会

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日本音楽能力検定協会です。
今回はギターが上手くなりやすい人の特徴、また、ギターが上手くなりにくい人の特徴を10選として解説させていただきます。
これは才能や性格の面も含まれますが決して先天的なものだけでなく、後天的にご自身の意志で改善できるものも多く含まれますので、ぜひご参照くださいませ。
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ギターが上手くなりやすい人の特徴10選

1.毎日少しでもギター触る人

毎日ギターを練習することを習慣化できている人は、当たり前ですが上達が早いです。
楽器の上達は筋トレと似ていて、少しでも毎日触れることで指の動きや感覚が体に定着していきます。特に初心者のうちは、ある日7時間まとめて練習して6日間まったくギターに触らない人よりも、1日1時間ずつ7日間弾く人の方が、数か月後には差が出てきます。

2.音楽が好きな人

こちらも当たり前のように感じますが、音楽が好き、ギターが好き、好きな曲を弾けるようになりたいという気持ちは最大のモチベーションになります。
例えばモテたいというモチベーションも良いのですが、ギターが思ったように上達しないとすぐに飽きてしまい、別の方法でモテることを目指してしまいがちです。

人に褒められたい、目立ちたいという理由でギターを始める人も多くいらっしゃるかと思いますし、それ自体は悪いことではないのですが、こちらも同様にギターがすぐに上達しないと分かると、別の方法で目立ったり褒められる方法を考えてしまいがちです。
モテたい、目立ちたい、褒められたいなどの理由も大いに結構ですが、根本には音楽が好き、ギターが好きという理由がないと、ギターを練習するモチベーションが続かなくなってしまいます。

特に初心者のうちは、好きな曲を自由に弾くことは出来ず、地味で地道な基礎練習が非常に重要です。
根本的に音楽が好き、ギターが好きというモチベーションがないと、その地道な期間を乗り越えることが出来ません。

3.耳が良い人(リスニング力がある)

耳が良いと耳コピやアドリブなどにも大いに役立ちますが、初期段階で最も役に立つのは「ミスに気付ける」という点です。
最初は上手に弾けなくて当然なのですが、どこがどのように間違っているか、ズレているか、という認識が出来なければ、修正しようがありません。
例えばつい間違ったコードを弾いてしまっているのに、間違っていることに気付けない人も多く存在します。
ご病気などで耳が悪い人は通院の必要がありますが、基本的には音感トレーニングなどで音に対する感覚を鍛えると、ギターの上達速度も上がります。

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4.細かいところに気づける人

リズムが少しずれている、コードの中の1つの音だけが鳴っていないなど、細かい部分に気付ける人はミスを修正しやすく上達が速くなります。
どうしても気付けない人はレッスン教室に通い先生に指摘してもらう、自分の演奏を録音して確認するなどの方法がありますが、そもそも自分のミスに気付けない人は「自分が細かいところに気付けないということにも気付いていない」かも知れませんので、やはり先生や周りの人など、他者の客観的な意見を参考にすると良いでしょう。

5.我慢強い・地道な練習ができる人

ギターだけでなく楽器の練習、高度な音楽能力の習得には長い時間がかかります。
一朝一夕で上達するものではなく、何の変化も感じないような毎日の練習をそれでもコツコツと積み上げた先に上達というものが待っています。
ロールプレイングゲームのレベルアップにも似ていますが、最初のうちはどんどんレベルが上がっていくので楽しいのですが、レベルが上がってくると次のレベルに上がるまでの時間が長くなり、上級者やプロレベルになると「何かコツを掴んで上手くなった!」と感じられるのは数年に1度だったりもします。
しかし、出来ないことやミスに気付けるのは「失敗」ではなく、「成功への前兆」です。
ビジネスなどの成功法則でも頻繁に言われることですが、成功者というのは失敗を避けて失敗を経験せずに成功を掴んだのではなく、数えきれない失敗の先に成功を掴んでいます。
失敗をしたら「成功に一歩近づいた」と思ってポジティブに捉えましょう。

6.手や指の柔軟性がある人

手や指、また手首などの柔軟性も楽器の上達にとって非常に重要です。
生まれつきの柔らかさも関係しますが、トレーニングで柔らかくすることも可能なので、日々の練習の際に力まず脱力して行うことを常に意識し、筋トレではなくコツを掴むという意識で練習を積み重ねましょう。
練習前のストレッチや準備運動も有効です。

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7.録音・録画して自分を客観視できる人

自分のプレイを客観的に聞ける人は改善点を見つけやすく、上達速度が上がります。
自分では完璧に弾けているつもりでも、録音して聴くとリズムズレている、余計なノイズが入っている、ちゃんと鳴っていない音があるなど、多くのことに気付くことが出来ます。
専門的な機材がなくともスマートフォンでの録音でも構いませんので、練習記録として保存しておくと、後から上達も実感できます。

8.人と一緒に演奏するのが好きな人

バンドやセッションを通して一気にレベルアップすることがあります。
一人で練習しているとどうしても曲に合わせる練習、メトロノームに合わせる練習などしか行えませんが、バンドなどで実際の人と合わせてみるとあらゆることに気付けます。
メトロノームとは違う人間らしいリズムのズレ(ノリ・グルーブ)、音源に合わせている時は弾けていたはずのフレーズが人と合わせると急に弾けなくなったりと、とにかく一気に世界が変わります。
そういった視点を持っている人はご自宅での個人練習の際にも実践を想定した感覚で練習に取り組めるため、練習濃度や上達速度が格段に上がります。

9.わからないことをすぐ調べたり聞ける人

レッスンに通うにしても独学にしても、自分が練習中につまづいた点を調べたり、分からない点をすぐに先生に聞ける人は上達が速い傾向にあります。
人に聞くのが恥ずかしい、プライドが邪魔をして素直に聞けないという人は同じ場面で何度もつまづいたり、分からない部分をクリアできなかったりして、上達の妨げになります。
誰よりも上手くなりたいという気持ちは必要なのですが、音楽の世界はどこまで行っても上には上が必ずいるものです。
素直で謙虚な気持ちを持って、自分よりも上手い人にすぐに質問する方が上達速度が格段に上がりますし、その結果あなたが誰よりも上手くなることにも近づきます。

10.楽しんで練習できる人

最終的には練習を楽しいと思える人が一番伸びます。
練習しなければ・・・と感じてしまう人はやはり練習が嫌いになってしまったり、つい面倒くさくて練習を開始できなかったりしますが、遊び感覚で楽しいと思っているならいつでも練習をしている状態をキープできます。
少しでも時間が空いたらついギターを触ってしまう、両親や周りに怒られても心配されてもギターを弾くことが楽しくてやめられない・・・という人が結局一番上手くなります。

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ギターが上手くなりにくい人の特徴10選

1.練習が三日坊主になる人

これはギターや音楽だけでなく勉強やスポーツなど全てのことに言えることかも知れませんが、やはり練習が三日坊主になり継続できない人は上手くなりません。
特にギターなどの細かい動作を必要とする楽器は、日々の練習ではなかなか上達を感じないものです。
上達を感じないけど毎日毎日コツコツ練習を積み重ねていると、ある日初心者の方の演奏を見た時に「自分もここから始めた。間違いなく上手くなっている。」と感じたりするものです。

•1日5分だけでもOK
•好きな曲のワンフレーズだけでもOK
まずは目標を低く設定し、必ず毎日練習を継続する癖をつけましょう。

2.できない理由を環境や道具のせいにする人

「手が小さいからこのコードが押さえられない」「安いギターだからいい音がしない」など、ご自身の体や機材のせいにしてしまう人も、残念ながらギターの上達は見込めません。
まず手の大きさに関しては、小学生くらいの子でもギターを抱えるようにしてプロ顔負けの演奏をする方もいらっしゃいます。
そして、世界にはご病気や事故などで指が2本なくなってしまったプロギタリスト、両手とも失ってしまって足でギターを弾くギタリストなども存在します。
確かに最初の段階では指が届かないことで弾きづらさを感じる場面もあるかも知れませんが、フレットの幅が狭いショートスケールのギターなどもありますし、全て練習と工夫で乗り越えられます。

次に機材に関しては、最初から高価なギターを使用する人はほぼいません。
まずは初心者むけの安価なものからスタートして、実力が上がるにしたがってより高価なギターの意味や違いが分かるようになり、徐々に高価なギターを使用し始めます。
確かに高価なギターの方が音の鳴りが良かったり、あらゆる技術も使いやすくなるのも事実ですが、安いギターだから上手くならないということは絶対にありえません。


3.理論やフォームを軽視する人

正しいフォームを身につけずに力任せに弾いてしまうと、後で伸び悩みます。
特に右手のピッキングの脱力、左手のフィンガリングに関して、脱力した状態でのコツを掴むことなく力んで弾いてしまうと、上手くならないままで筋トレのようになってしまい、後々必ず後悔します。
理論に関しても疎かにしてただTAB譜を追いかけるだけの方も多く見受けられますが、このような人も必ず上達が止まります。

対策:「なぜそうするのか?」を少しずつ理解しながら練習する。

フォームが自己流のデメリット
・疲れる
・速く弾けない
・上達が止まる

理論を学ばないデメリット
・音楽の意味が分からない
・応用が利かない
・多くのコードやスケールなどの仕組みを体系的に覚えられず、丸暗記するしかなくなる

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4.間違えることを恥ずかしがる人

誰でも最初は初心者で、上手に演奏することは出来ません。
時には誰かに笑われたり、メンバーに迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。
しかしその経験こそが上達に繋がるので、悔しい思いや恥ずかしい思いはどんどんしましょう。

改善策:
•間違いは上達へのデータ
•必ず褒めてくれる人の前で演奏していても上達はない
•「完璧主義」ではなく「改善主義」を意識する
•悔しい思いをする場所へこそ足を運ぶ

5.自分の演奏を録音・確認しない人

こちらも先ほどの項と同様の意味となりますが、録音をすると自分の演奏の甘さに気付けます。
それに気付くことが嫌だからと言って録音をしないでいると、いつまでも上達はありえません。
弾けたつもりにならず、自分の演奏のミスや甘い部分をどんどん探していきましょう。

改善策:
•スマホで録音 or 動画撮影
•強くなる=弱い部分を探す、上手くなる=下手な部分を探す

6.難しい曲ばかりに手を出す人

 実力に合っていない曲ばかり弾こうとすると、挫折の連続でやる気が出なくなってしまうか、
もしくは前項のように「弾けているつもり」になってしまいがちです。
かと言って簡単すぎる曲、既に弾ける曲ばかり弾いていても当然上達はあり得ないので、今のご自分の実力を客観的に理解し、「ギリギリ弾けそうだけど完璧には弾けない」「少し頑張れば弾けそう」くらいの難易度の曲を選ぶと良いでしょう。

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7.基礎練習やメトロノーム練習をつまらないと思ってる人

クロマチック練習やスケールの運指練習、またメトロノームを使ったリズムトレーニングなどをつまらないと思っている人は、後で必ず上達が止まります。
これは性格にも関係するかも知れませんが、こういった地味な練習ほど「楽しい」と思って続けられる人こそ、ギターが上達する人です。
「単純作業を繰り返すことが苦手」という人もいらっしゃるかと思いますが、音楽や楽器の練習は全て単純作業の繰り返しです。
その地味で単調な作業の中に楽しさやちょっとした変化を見いだせないと、ギターの上達は見込めません。


8.感情任せに練習している人

今日は気分が乗らない、今日は基礎連は飛ばして曲練習だけをしようなどという風に、毎日の気分で練習メニューが変わってしまう人もギターが上達しません。
毎日同じ練習を繰り返すことで、昨日よりもスムーズに弾ける感覚であったり、逆に、昨日は弾けたはずのフレーズは今日弾けないのは何故だろう?と、あらゆる点に気付くことが出来ます。

改善策:
•毎日必ず行う基礎練習を決めておく
•朝起きた瞬間や夜寝る直前など、練習する時間を決めておく

9.人と比べすぎる人

近年はインターネットやSNSの普及により、プロではないけど上手い人の演奏を多く見られるようになりました。
勉強になるので非常に良いことである反面、初心者の自分と比べてしまい、やる気が出なくなってしまう場面が多く見受けられます。

ネット上の上手い人に刺激を受けるのは非常に良いことですが、彼らはあなたよりも何年も何十年も先にギターを始めています。
それに、成長速度は人によってそれぞれ違って当然で、あなたが越えるべきなのは「ネット上の誰か」ではなく「昨日の自分」です。


10.「時間がない」が口ぐせの人

こちらもギターや音楽だけでなく、全てのことに共通して言えることですが、「時間がないので練習ができない」は完全な言い訳です。
朝起きて5分、寝る前に10分などの隙間時間は誰しも必ず存在しますし、時間を作り出すコツを掴めば、どれだけ忙しく働いているとしても毎日数時間の練習時間を確保できるようになります。
ギターの練習などは始める瞬間が一番大変で、一度ギターを持ってチューニングをしてアンプに繋いでみると、あとは自然と練習が始まります。
「今日は練習ができそうにない」と感じたら、「とりあえずギターを持つだけ」から始めてみましょう。
ギターを持ったら、「チューニングをするだけ」「アンプに繋ぐだけ」という感じで一つずつ行動してみましょう。
チューニングが終わった時点でギターを置いて寝てしまってもいいのですが、そこまで来ると「せっかくチューニングをしたのだからちょっとだけ弾こう」となっていきます。

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