2025/05/13
日本音楽能力検定協会です。
今回はドラムのツーバス(ダブルベース)練習方法を10種にまとめてご紹介させていただきます。
それぞれの練習法を組み合わせて、効果的にスピード・正確性・持久力を高めましょう。
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•8分音符→16分音符→三連符とパターンを変え、1~2 BPMずつ上げる
•毎日5分×2セットを目安に
目的:目標テンポへのウォームアップとシングルストロークの正確性向上
手順:
1.メトロノームを60 BPMに設定。
2.右足・左足それぞれ単独で、16分音符(1拍あたり4打)を踏む。
3.安定したら両足で交互(シングルストローク)に切り替え、RLRL…で踏む。
4.8分音符→16分音符→16分三連符と刻みを変えながら、1~2 BPMずつテンポを上げる。
5.目標テンポに到達するまで毎日5分×2セット継続。
注意点:
•最初から速くしようとせず、安定性を重視。
•踏む際の力は一定にし、ムラをなくす。
•ミス:テンポを上げた途端に踏むタイミングがバラつく
•対策:ムリに速度を上げず、「必ず正確に踏める最速」を見極める
•ミス:踏む強弱が不均一
•対策:一打一打を同じ強さで踏むイメージを持ち、意識的に力を使い切る
•足で「R L R R / L R L L」を踏むイメージで
•100〜120 BPMで安定するまで繰り返す
目的:フットワークの安定とリズム感強化
手順:
1.パラディドルのハンドパターン(R L R R / L R L L)をイメージ。
2.右足→左足→右足→右足、左足→右足→左足→左足の順でPedalを踏む。
3.初めは80~90 BPMで、パターンの形を身体に覚えさせる。
4.120 BPM前後までテンポを上げ、拍頭のアクセントを意識しながら踏む。
注意点:
•足首とふくらはぎの連動を意識し、腰や太ももに力が入りすぎないように。
•最初はゆっくりでOK。パターンが正確に踏めるようになるまで落ち着いて練習。
•ミス:パターン後半(RRLL)のリズムが遅れる
•対策:ゆっくりテンポで「R L R R / L R L L」を身体に染み込ませる
•ミス:腰や肩に力が入りすぎ、動きが固くなる
•対策:上半身はリラックス。踏み方は足首とふくらはぎ中心で
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•片手ダブルストローク(RR LL)を足に応用:右足二連、左足二連を交互に
•16分音符または三連16分音符で刻む
•週3回、各3分間
目的:ダブルストロークの均等化と両足の交互連打強化
手順:
1.片足ずつ“RR” “LL” のダブルストロークを行うイメージ。
2.16分音符または三連16分音符で、右足二連→左足二連を交互に踏む(RRLL RRLL …)。
3.メトロノーム80 BPMから開始し、3分間踏み続ける。
4.週3回実施し、1週間ごとにBPMを5ずつ上げていく。
注意点:
•最初の2打目が弱くなりがちなので、足首のスナップを意識する。
•動画撮影し、自分のストロークのムラをチェック。
•ミス:1打目と2打目で踏み速度・強さが変わる
•対策:足首のバウンス動作を意識し、2打目も同じ感覚で動かす
•ミス:左右どちらかの足だけが速くなり、 unevenness が出る
•対策:弱いほうの足を集中的に練習(例えば、片足だけでRRRR…)
•アクセント位置をずらしながら全拍パターンを練習
目的:グルーヴ感とアクセントコントロールの獲得
手順:
1.メトロノームを100 BPMに設定。
2.16分音符(R L R L …)を踏みながら、各拍でアクセントを置く。
•1拍目だけ強く → 2拍目だけ強く → …と順番にずらして練習。
3.全4拍分パターンを踏み終えたら、さらに2拍ずらしのパターンも実施。
注意点:
•アクセントとアンアクセント(弱打)の音量差は1.5~2倍程度を目安に。
•アクセント時に踏む強さだけでなく、戻りの素早さも意識。
•ミス:アクセント位置以外の打点が抜けて聞こえる
•対策:弱打も必ず正確に踏む。アクセント以外は“コントロールされた弱さ”を意識
•ミス:アクセント切り替え時に一瞬リズムが止まる
•対策:アクセントを置く場所を声に出してカウントしながら踏む
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•右足シンコペーション、左足オフビートなど足役割を分ける
目的:多彩なリズムへの対応力とツーバスの分離感向上
手順:
1.8分+16分音符のシンコペーションパターン(例:タタタタ タタタタ→R L R L …)を考案。
2.右足:オンビート、左足:オフビートなど、両足で役割を分けて踏む。
3.メトロノーム90 BPMから開始。パターンを正確に踏めるまで繰り返す。
4.慣れたらパターンを変え、バリエーションを増やす。
注意点:
•複雑なパターンはゆっくりから始め、体に覚えさせる。
•足の位置取り(ペダルとの位置関係)を一定に保つこと。
•ミス:オンビートとオフビートの役割分担が混同する
•対策:脚ごとに役割を書いたメモをペダルに貼り、視覚的にも確認
•ミス:複雑なパターンでペダル位置がずれ、踏み損ねる
•対策:足元を鏡でチェック、または動画撮影してフォームを見直す
•最大限自分の限界値を確認し、持久力を養う
目的:持久力と最大速度の向上
手順:
1.8分音符の連打でスタート。メトロノーム70 BPM設定。
2.1分ごとにBPMを5ずつ上げていく(70→75→80…)。
3.自分の限界速度に到達したら、そこでさらに1分間粘る。
4.週2回、15分間のセッションを目安に。
注意点:
•無理に速くするとフォームが崩れるため、フォーム維持を優先。
•ペダルのバウンスを活用し、足首の負担を軽減。
•ミス:速度優先でフォームが崩れ、無駄な動きが増える
•対策:速度を上げるごとに一瞬フォームを確認し、鏡や動画で自己チェック
•ミス:息切れ・足首の疲労で途中でペースダウン
•対策:呼吸を止めず一定のリズムで息を吐きながら踏む
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•3連符を右足、2連符を左足、またはその逆で踏む練習
目的:複数のタイム感同時制御と高等リズム感獲得
手順:
1.3:2ポリリズム:右足に3連符、左足に2連符を割り当てる。
2.5:4ポリリズム:右足5連、左足4連。メトロノームは両者の基準となるテンポに設定。
3.各ポリリズムを1セット(30秒程度)ずつ、3セット実施。
4.慣れたら右左逆パターンも挑戦。
注意点:
•初めは3:2 → 4:3 → 5:4と、簡単なものから順に挑戦。
•拍の頭を身体で感じるために、上半身でカウントしながら行う。
•ミス:上半身と足のタイミングがずれ、数えが混乱する
•対策:まず手拍子や口でリズムをカウントし、頭で理解してから足に落とし込む
•ミス:複数回練習しないうちに次のポリリズムに進んでしまう
•対策:各ポリリズムを最低でも5分×3セット以上、定着するまで繰り返す
•週替わりでフォームを切り替え
目的:異なる奏法によるタッチとスピード、ダイナミクスの比較
手順:
1.まずヒールアップ(踵を浮かせて指先重心)でRLRL…を踏む。
2.次にヒールダウン(踵をペダルに付けたまま)で同じパターンを踏む。
3.各奏法で100 BPMで3分間ずつ。
4.音の大きさ、反応速度、疲労感を記録する。
注意点:
•フォームを変えた直後は違和感があるため、慣れるまで丁寧に。
•足首やふくらはぎのストレッチを十分に行う。
•ミス:奏法を切り替えた際にペダル操作が曖昧になる
•対策:切り替え直後は必ずロウテンポで確認練習を入れる
•ミス:ヒールダウン時に膝まで固めてしまい、可動域が狭くなる
•対策:足首のみ動かすイメージで、膝はややゆるめに
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•例えば、バスドラム8分音符とスネア16分フィルの組み合わせ
目的:リズムパターン応用力と四肢同時コーディネーション
手順:
1.右足で8分音符を刻みながら、スネアで16分音符フィルを加える。
2.例:1小節目は右足8分、2小節目は右足8分+スネアの「タカタカタカ…」の16分フィル。
3.タムを組み合わせ、3連フィルや16分フィルに応用。
4.メトロノーム100 BPMで、4小節1セットを5セット実施。
注意点:
•左手・右手のスティックワークを安定させるため、最初は手だけで形を確認。
•足が乱れないよう、あくまでベースラインは一定に。
•ミス:バスドラムのタイミングがフィルとずれ、混乱
•対策:まず手だけ、次に足だけでゆっくり確認してから同時練習
•ミス:フィルに集中しすぎてバスドラムが途切れる
•対策:バスドラムの音だけをメトロノーム代わりにし、一定感を保つ
•音に頼らないフィードバック重視で、足首の感覚を鍛える
目的:音量差に頼らない正確なタッチ感覚の獲得
手順:
1.ペダルにミュートシート(もしくはパッド)をかぶせて音量を極力抑える。
2.シングルストロークやダブルストロークを100 BPMで踏む。
3.微妙な音量差やタッチの変化を足首で感じ取る。
4.5分間連続し、感覚が鈍くなる前に終了。
注意点:
•モチベーション維持のため、普段の練習とは別日に設定。
•足首やふくらはぎに疲労がたまりやすいので、適度にケア。
•ミス:音が小さすぎて踏んでいる感覚がつかめない
•対策:ミュートシートを薄手・中厚手で調整し、自分に合う硬さを探す
•ミス:タッチ感重視でスピードが落ちすぎる
•対策:練習後半にだけメトロノームを使用し、速さも意識
•短時間・高頻度:1回の練習は10~15分程度にし、1日複数回に分割して継続。
•必ずメトロノーム併用:テンポキープとタイム感を身につける。
•フォームチェック:鏡や録画で足の動きを確認し、無駄な動き・力みを排除。
•疲労管理:持久力向上とケガ防止のため、インターバルを必ず取る。
これら10種の練習をローテーションで行い、ツーバスのスピードと正確性、持久力をバランスよく伸ばしていきましょう。
「よくあるミス」と「具体的な対策」を参考に、自分の練習動画を撮影したり、鏡でフォームをチェックしながら取り組むと効果的です。継続して意識し、正しい動きを身体に刻み込んでいきましょう。
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今回はドラムのツーバス(ダブルベース)練習方法を10種にまとめてご紹介させていただきます。
それぞれの練習法を組み合わせて、効果的にスピード・正確性・持久力を高めましょう。
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1. メトロノーム・ワーキングアップ
•60 BPMから始め、片手(片足)ずつ左右交互にシングルストロークで踏む•8分音符→16分音符→三連符とパターンを変え、1~2 BPMずつ上げる
•毎日5分×2セットを目安に
目的:目標テンポへのウォームアップとシングルストロークの正確性向上
手順:
1.メトロノームを60 BPMに設定。
2.右足・左足それぞれ単独で、16分音符(1拍あたり4打)を踏む。
3.安定したら両足で交互(シングルストローク)に切り替え、RLRL…で踏む。
4.8分音符→16分音符→16分三連符と刻みを変えながら、1~2 BPMずつテンポを上げる。
5.目標テンポに到達するまで毎日5分×2セット継続。
注意点:
•最初から速くしようとせず、安定性を重視。
•踏む際の力は一定にし、ムラをなくす。
•ミス:テンポを上げた途端に踏むタイミングがバラつく
•対策:ムリに速度を上げず、「必ず正確に踏める最速」を見極める
•ミス:踏む強弱が不均一
•対策:一打一打を同じ強さで踏むイメージを持ち、意識的に力を使い切る
2.シングル・パラディドル・フレーズ
•右足→左足→右足→左足の順でパラディドル(RLRR LRLL)をツーバスに応用•足で「R L R R / L R L L」を踏むイメージで
•100〜120 BPMで安定するまで繰り返す
目的:フットワークの安定とリズム感強化
手順:
1.パラディドルのハンドパターン(R L R R / L R L L)をイメージ。
2.右足→左足→右足→右足、左足→右足→左足→左足の順でPedalを踏む。
3.初めは80~90 BPMで、パターンの形を身体に覚えさせる。
4.120 BPM前後までテンポを上げ、拍頭のアクセントを意識しながら踏む。
注意点:
•足首とふくらはぎの連動を意識し、腰や太ももに力が入りすぎないように。
•最初はゆっくりでOK。パターンが正確に踏めるようになるまで落ち着いて練習。
•ミス:パターン後半(RRLL)のリズムが遅れる
•対策:ゆっくりテンポで「R L R R / L R L L」を身体に染み込ませる
•ミス:腰や肩に力が入りすぎ、動きが固くなる
•対策:上半身はリラックス。踏み方は足首とふくらはぎ中心で
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3. ダブル・パラディドル・エクササイズ
•片手ダブルストローク(RR LL)を足に応用:右足二連、左足二連を交互に
•16分音符または三連16分音符で刻む
•週3回、各3分間
目的:ダブルストロークの均等化と両足の交互連打強化
手順:
1.片足ずつ“RR” “LL” のダブルストロークを行うイメージ。
2.16分音符または三連16分音符で、右足二連→左足二連を交互に踏む(RRLL RRLL …)。
3.メトロノーム80 BPMから開始し、3分間踏み続ける。
4.週3回実施し、1週間ごとにBPMを5ずつ上げていく。
注意点:
•最初の2打目が弱くなりがちなので、足首のスナップを意識する。
•動画撮影し、自分のストロークのムラをチェック。
•ミス:1打目と2打目で踏み速度・強さが変わる
•対策:足首のバウンス動作を意識し、2打目も同じ感覚で動かす
•ミス:左右どちらかの足だけが速くなり、 unevenness が出る
•対策:弱いほうの足を集中的に練習(例えば、片足だけでRRRR…)
4.アクセント付き16分音符コンビネーション
•16分音符を右足・左足で交互に踏みながら、毎拍目にアクセントを入れる(1拍目強調→2拍目…)•アクセント位置をずらしながら全拍パターンを練習
目的:グルーヴ感とアクセントコントロールの獲得
手順:
1.メトロノームを100 BPMに設定。
2.16分音符(R L R L …)を踏みながら、各拍でアクセントを置く。
•1拍目だけ強く → 2拍目だけ強く → …と順番にずらして練習。
3.全4拍分パターンを踏み終えたら、さらに2拍ずらしのパターンも実施。
注意点:
•アクセントとアンアクセント(弱打)の音量差は1.5~2倍程度を目安に。
•アクセント時に踏む強さだけでなく、戻りの素早さも意識。
•ミス:アクセント位置以外の打点が抜けて聞こえる
•対策:弱打も必ず正確に踏む。アクセント以外は“コントロールされた弱さ”を意識
•ミス:アクセント切り替え時に一瞬リズムが止まる
•対策:アクセントを置く場所を声に出してカウントしながら踏む
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5.シンコペーション・パターン
•8分音符+16分音符シンコペーション(例:タタタタタタタタ)をツーバスで•右足シンコペーション、左足オフビートなど足役割を分ける
目的:多彩なリズムへの対応力とツーバスの分離感向上
手順:
1.8分+16分音符のシンコペーションパターン(例:タタタタ タタタタ→R L R L …)を考案。
2.右足:オンビート、左足:オフビートなど、両足で役割を分けて踏む。
3.メトロノーム90 BPMから開始。パターンを正確に踏めるまで繰り返す。
4.慣れたらパターンを変え、バリエーションを増やす。
注意点:
•複雑なパターンはゆっくりから始め、体に覚えさせる。
•足の位置取り(ペダルとの位置関係)を一定に保つこと。
•ミス:オンビートとオフビートの役割分担が混同する
•対策:脚ごとに役割を書いたメモをペダルに貼り、視覚的にも確認
•ミス:複雑なパターンでペダル位置がずれ、踏み損ねる
•対策:足元を鏡でチェック、または動画撮影してフォームを見直す
6.トレモロ・ビルドアップ
•8分トレモロ(連打)から始め、1分ごとにBPMを5ずつ上げる•最大限自分の限界値を確認し、持久力を養う
目的:持久力と最大速度の向上
手順:
1.8分音符の連打でスタート。メトロノーム70 BPM設定。
2.1分ごとにBPMを5ずつ上げていく(70→75→80…)。
3.自分の限界速度に到達したら、そこでさらに1分間粘る。
4.週2回、15分間のセッションを目安に。
注意点:
•無理に速くするとフォームが崩れるため、フォーム維持を優先。
•ペダルのバウンスを活用し、足首の負担を軽減。
•ミス:速度優先でフォームが崩れ、無駄な動きが増える
•対策:速度を上げるごとに一瞬フォームを確認し、鏡や動画で自己チェック
•ミス:息切れ・足首の疲労で途中でペースダウン
•対策:呼吸を止めず一定のリズムで息を吐きながら踏む
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7.ポリリズム・チャレンジ
•3:2や5:4といったポリリズムをツーバスで再現•3連符を右足、2連符を左足、またはその逆で踏む練習
目的:複数のタイム感同時制御と高等リズム感獲得
手順:
1.3:2ポリリズム:右足に3連符、左足に2連符を割り当てる。
2.5:4ポリリズム:右足5連、左足4連。メトロノームは両者の基準となるテンポに設定。
3.各ポリリズムを1セット(30秒程度)ずつ、3セット実施。
4.慣れたら右左逆パターンも挑戦。
注意点:
•初めは3:2 → 4:3 → 5:4と、簡単なものから順に挑戦。
•拍の頭を身体で感じるために、上半身でカウントしながら行う。
•ミス:上半身と足のタイミングがずれ、数えが混乱する
•対策:まず手拍子や口でリズムをカウントし、頭で理解してから足に落とし込む
•ミス:複数回練習しないうちに次のポリリズムに進んでしまう
•対策:各ポリリズムを最低でも5分×3セット以上、定着するまで繰り返す
8.フットペダル・コントロール(ヒールアップ vs. ヒールダウン)
•ヒールアップ、ヒールダウンそれぞれで同じパターンを踏み、タッチの違いと強弱コントロールを体感•週替わりでフォームを切り替え
目的:異なる奏法によるタッチとスピード、ダイナミクスの比較
手順:
1.まずヒールアップ(踵を浮かせて指先重心)でRLRL…を踏む。
2.次にヒールダウン(踵をペダルに付けたまま)で同じパターンを踏む。
3.各奏法で100 BPMで3分間ずつ。
4.音の大きさ、反応速度、疲労感を記録する。
注意点:
•フォームを変えた直後は違和感があるため、慣れるまで丁寧に。
•足首やふくらはぎのストレッチを十分に行う。
•ミス:奏法を切り替えた際にペダル操作が曖昧になる
•対策:切り替え直後は必ずロウテンポで確認練習を入れる
•ミス:ヒールダウン時に膝まで固めてしまい、可動域が狭くなる
•対策:足首のみ動かすイメージで、膝はややゆるめに
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9.バスドラム+スネア/タム連動パターン
•ツーバスの片足ビートに合わせて、スネアやタムを加えたフィルインを同時練習•例えば、バスドラム8分音符とスネア16分フィルの組み合わせ
目的:リズムパターン応用力と四肢同時コーディネーション
手順:
1.右足で8分音符を刻みながら、スネアで16分音符フィルを加える。
2.例:1小節目は右足8分、2小節目は右足8分+スネアの「タカタカタカ…」の16分フィル。
3.タムを組み合わせ、3連フィルや16分フィルに応用。
4.メトロノーム100 BPMで、4小節1セットを5セット実施。
注意点:
•左手・右手のスティックワークを安定させるため、最初は手だけで形を確認。
•足が乱れないよう、あくまでベースラインは一定に。
•ミス:バスドラムのタイミングがフィルとずれ、混乱
•対策:まず手だけ、次に足だけでゆっくり確認してから同時練習
•ミス:フィルに集中しすぎてバスドラムが途切れる
•対策:バスドラムの音だけをメトロノーム代わりにし、一定感を保つ
10.ミュートシート使用によるリズム精度トレーニング
•ミュートシート(パッド)をペダルにかぶせ、音量を抑えつつ小さなタッチで正確に踏む•音に頼らないフィードバック重視で、足首の感覚を鍛える
目的:音量差に頼らない正確なタッチ感覚の獲得
手順:
1.ペダルにミュートシート(もしくはパッド)をかぶせて音量を極力抑える。
2.シングルストロークやダブルストロークを100 BPMで踏む。
3.微妙な音量差やタッチの変化を足首で感じ取る。
4.5分間連続し、感覚が鈍くなる前に終了。
注意点:
•モチベーション維持のため、普段の練習とは別日に設定。
•足首やふくらはぎに疲労がたまりやすいので、適度にケア。
•ミス:音が小さすぎて踏んでいる感覚がつかめない
•対策:ミュートシートを薄手・中厚手で調整し、自分に合う硬さを探す
•ミス:タッチ感重視でスピードが落ちすぎる
•対策:練習後半にだけメトロノームを使用し、速さも意識
最後に
効果的な練習のポイント•短時間・高頻度:1回の練習は10~15分程度にし、1日複数回に分割して継続。
•必ずメトロノーム併用:テンポキープとタイム感を身につける。
•フォームチェック:鏡や録画で足の動きを確認し、無駄な動き・力みを排除。
•疲労管理:持久力向上とケガ防止のため、インターバルを必ず取る。
これら10種の練習をローテーションで行い、ツーバスのスピードと正確性、持久力をバランスよく伸ばしていきましょう。
「よくあるミス」と「具体的な対策」を参考に、自分の練習動画を撮影したり、鏡でフォームをチェックしながら取り組むと効果的です。継続して意識し、正しい動きを身体に刻み込んでいきましょう。
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