2025/07/01
日本音楽能力検定協会です。
今回はベース検定1級2級(プロ認定)取得を目指す皆様のために、1級2級合格者の特徴を10選にまとめてご紹介させていただきます。
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50点満点中40点が合格基準ですが、40点台前半の点数で合格する方はほぼいらっしゃらないような印象で、ほとんどの方が50点満点か、48点や49点での合格で実技試験に進みます。
当協会音楽検定の筆記試験の難易度は決して高くなく、「ベース演奏者であれば知っていて当然のこと」というレベルとなっており、しっかりと音楽を学んできた方から見ると簡単に感じるかも知れませんが、最低限知っていないと楽譜の読み書きやリズム理解、さらにスケールの体系的な理解が困難となり、ただ楽譜を見てその通りに弾く以外の上達に繋がらない結果となります。
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その際に目に映る練習環境としてはとても秀逸なものが多く、
・ベースアンプ
・エフェクター
・防音設備
・モニター環境
・レコーディング設備
などが揃っている方が多い傾向にあります。
やはり普段の練習からご自身の演奏を録音して客観的に聞き直したり、作曲や編曲のお仕事をしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
ご自身のベース演奏を商品として届けるために必要な設備が整っている方が多いように見受けられます。
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もちろん審査員全員が動画の最後まで拝見するのですが、冒頭の10秒以内にはその実力がプロレベルであることが判断できるほど、ベース演奏における表現力が非常に高い傾向が見受けられます。
ベース検定1級または2級を受検される方の多くは、ジャンル問わずある程度速いパッセージや手数の多いフレーズを披露される方が多い傾向にあります。
手数の多い超絶スラップなどは上級の演奏力を示すためには非常に効果的ですが、速ければ合格するというわけでもありません。
ご参考までに、ベース検定1~5級におけるリズム感の審査基準を簡単にお伝えさせていただきます。
1級・・・聴き手の体がノリ出すという物理的な影響を及ぼす
2級・・・細かな音符を正確な音価で演奏できるだけでなく、表現力も高い
3級・・・16分などの細かい音符も理解し、演奏できている
4級・・・問題なく楽譜の音符を追えている
5級・・・なんとか楽譜の音符を追えている
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課題曲や課題フレーズなどを当協会の方で指定してしまうと、ジャンルや方向性によって判断が困難となるため、
・ご自身が活動している方向性
・講師として教えているジャンル
の曲を2曲お選びいただくことで、ジャンルや方向性の壁をなくし、受検者様ご自身の得意な演奏タイプでの実力を審査させていただいております。
しかし、難易度の低すぎる曲ではご自身の実力を発揮しきれず、逆に難易度の高すぎる曲でご自身の実力に見合わないものだとミスタッチが増え、リズムが狂ってしまい、これもまた合格に繋がりません。
ベース検定1級2級受検者の方の多くは、ご自身の実力を余すことなく発揮できる曲をお選びいただく方が多いようです。
基本的なルート弾きや、ハンマリング・プリング・スライド・グリッサンドなどの基本奏法は申し上げるまでもなく、タッピングやスラップなどの特殊奏法や超絶技巧とも呼べる速弾きフレーズやレガートフレーズなどを満遍なく取り入れ、現在備わっている実力の全てを見せることが出来る曲をお選びいただいております。
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その際、1級2級合格者の方はご自身のベースの音量と音源のバランスが非常に良く、音源がバックに流れていることで今何をどのように弾きたいのかを明確にし、ベースの音量を多少大きめに設定することで、誤魔化すことなくベースの実力を存分に拝見させていただける場合が多いようです。
ご自身の実力にまだ自信のない方は音源の方の音量を大きめに設定し、ベースの音量が小さくあまり聞こえないという場合も見受けられますが、このような場合は追加試験となり、ベースの音量を上げた状態で再送をお願いする場合もございます。
1級2級合格者の方は審査員の視点に立ち、何が見たいのかをよくご理解いただいているため、このような絶妙な音量バランスが実現しています。
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実技試験の規約として「初心者セットはNG」などはなく、どのようなベースでもその実力のみを審査させていただくことは申し上げるまでもありませんが、やはりプロレベルの実力を備えるまでに、最初は初心者セットでベースを始めたとしても、徐々に高品質なベースへと持ち替え、場合によってはご自身のプレイスタイルに合うように改造を施したり、オーダーメイドで世界に1本の自分用のベースを持っている方も多くいらっしゃるようです。
念のため、ベース検定実技試験合格基準としてベースの品質は一切関係ないことを改めてお伝えさせていただきますが、やはりプロ野球選手のバット、プロサッカー選手のスパイクなどは品質が高いように、プロベーシストの楽器も実力に比例し高品質になっていくものと思われます。
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それはコンサートなどにおいてお客様に対してもそうですが、実技試験において審査員に対しても同様です。
難易度の高いフレーズや奏法の中にも余裕を感じ、なんとかそのフレーズを弾けているのではなく、圧倒的な表現力の裏に何度弾いても絶対にミスをしないであろう完璧な余裕を感じさせます。
ベース検定は3級(上級者)と2級(プロ・講師レベル)とのレベル差が最も大きいと言われておりますが、確かに3級では「難しいフレーズを弾けるかどうか」が審査基準であるのに対し、2級では「難しいフレーズに余裕を感じるかどうか」が審査基準となります。
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ご本人としては決してパフォーマンスを披露しているわけではないのですが、聞き手の気持ちを動かせる演奏には表情や動きが必要であることを、長いベース経験の中で自然と理解していらっしゃるのだと思います。
パフォーマンス力は審査対象には一切入らないため、顔や体の動きのない演奏でも十分に1級2級合格を目指すことは可能です。
中にはスタジオミュージシャンやプロオーケストラ団員の方などで、一切の動きはないものの圧倒的な演奏力と表現力で2級以上に合格する方もいらっしゃいます。
しかしながら、ベース検定のみならずボーカル検定、ピアノ検定、ドラム検定など他の楽器検定実技試験においても、2級以上の合格者は必ずと言ってよいほど動きのある演奏を披露してくださいます。
無理な難易度の曲に挑戦しようとするとどうしても力んでしまったり、ミスが目立ち始めます。
それよりもご自身の実力の範囲内で表現力を高める方が聴き手にとって、また審査員にとって心証が良いことを理解していらっしゃいます。
ボーカルのキーに関してよく問題とされる原曲キー設定がこれに似ているかも知れません。
プロシンガーのキーに追い付こうとして無理に原曲キーで歌うよりも、ご自身の魅力が発揮できるキーに下げて歌う方が、明らかにご自身の実力を発揮でき、魅力的に感じ、また聴き手を魅了しやすいのです。
しかし、ご自身の本来の実力よりも上の級の合格を目指す方にとっては、少し無理をしてでも難易度の高いフレーズに挑戦する方が合格しやすいと誤認してしまいがちです。
1級および2級合格者の方はご自身の実力が存分に発揮できるレベルをよく理解していらっしゃるため、弾けないかも知れないフレーズや余裕がなくなってしまう難易度の曲を選びません。
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そのような場合は「特別級(実技のみ)」では該当級合格制度を取っておりますので、ご自身の実力に合う級に合格となります。※5級以下の実力の場合のみ不合格
特別級受検者様の中には、実技試験のみで1級合格後、同級の筆記試験のみを再受検し、結果的にギター検定1級合格証書を取得する方もいらっしゃいます。
・現時点でのご自身の実力がどの程度が分からない方
・ベース演奏に関して客観的評価をされる場がなかった方
は特別級(実技のみ)のご受検をご検討いただければと存じます。
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今回はベース検定1級2級(プロ認定)取得を目指す皆様のために、1級2級合格者の特徴を10選にまとめてご紹介させていただきます。
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1.筆記テストがほぼ満点
年々受検者数が増加の一途を辿る音楽検定ですが、ベース検定において1級2級合格者のほとんどが筆記テストで満点近くの高得点を出す傾向にあります。50点満点中40点が合格基準ですが、40点台前半の点数で合格する方はほぼいらっしゃらないような印象で、ほとんどの方が50点満点か、48点や49点での合格で実技試験に進みます。
当協会音楽検定の筆記試験の難易度は決して高くなく、「ベース演奏者であれば知っていて当然のこと」というレベルとなっており、しっかりと音楽を学んできた方から見ると簡単に感じるかも知れませんが、最低限知っていないと楽譜の読み書きやリズム理解、さらにスケールの体系的な理解が困難となり、ただ楽譜を見てその通りに弾く以外の上達に繋がらない結果となります。
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2.自宅の練習環境が整っている
実技試験での動画審査の際に、演奏者の背景にご自宅や練習場所の風景が映り込みます。その際に目に映る練習環境としてはとても秀逸なものが多く、
・ベースアンプ
・エフェクター
・防音設備
・モニター環境
・レコーディング設備
などが揃っている方が多い傾向にあります。
やはり普段の練習からご自身の演奏を録音して客観的に聞き直したり、作曲や編曲のお仕事をしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
ご自身のベース演奏を商品として届けるために必要な設備が整っている方が多いように見受けられます。
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3.超絶技巧よりもリズム感や表現力を重視している
ベース検定1級および2級に合格するプロレベルの方の実技試験動画は、冒頭の5~10秒で合格判定とされることが多々あります。もちろん審査員全員が動画の最後まで拝見するのですが、冒頭の10秒以内にはその実力がプロレベルであることが判断できるほど、ベース演奏における表現力が非常に高い傾向が見受けられます。
ベース検定1級または2級を受検される方の多くは、ジャンル問わずある程度速いパッセージや手数の多いフレーズを披露される方が多い傾向にあります。
手数の多い超絶スラップなどは上級の演奏力を示すためには非常に効果的ですが、速ければ合格するというわけでもありません。
ご参考までに、ベース検定1~5級におけるリズム感の審査基準を簡単にお伝えさせていただきます。
1級・・・聴き手の体がノリ出すという物理的な影響を及ぼす
2級・・・細かな音符を正確な音価で演奏できるだけでなく、表現力も高い
3級・・・16分などの細かい音符も理解し、演奏できている
4級・・・問題なく楽譜の音符を追えている
5級・・・なんとか楽譜の音符を追えている
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4.選曲のレベルがちょうど良い
ベース検定実技試験において、選曲は受検者様に委ねております。課題曲や課題フレーズなどを当協会の方で指定してしまうと、ジャンルや方向性によって判断が困難となるため、
・ご自身が活動している方向性
・講師として教えているジャンル
の曲を2曲お選びいただくことで、ジャンルや方向性の壁をなくし、受検者様ご自身の得意な演奏タイプでの実力を審査させていただいております。
しかし、難易度の低すぎる曲ではご自身の実力を発揮しきれず、逆に難易度の高すぎる曲でご自身の実力に見合わないものだとミスタッチが増え、リズムが狂ってしまい、これもまた合格に繋がりません。
ベース検定1級2級受検者の方の多くは、ご自身の実力を余すことなく発揮できる曲をお選びいただく方が多いようです。
基本的なルート弾きや、ハンマリング・プリング・スライド・グリッサンドなどの基本奏法は申し上げるまでもなく、タッピングやスラップなどの特殊奏法や超絶技巧とも呼べる速弾きフレーズやレガートフレーズなどを満遍なく取り入れ、現在備わっている実力の全てを見せることが出来る曲をお選びいただいております。
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5.音源よりもベースの音量が大きめ
ベース検定実技試験の動画審査において、特に規定はないものの、多くの方が演奏曲の音源をバックにベースを演奏する形式で撮影されます。その際、1級2級合格者の方はご自身のベースの音量と音源のバランスが非常に良く、音源がバックに流れていることで今何をどのように弾きたいのかを明確にし、ベースの音量を多少大きめに設定することで、誤魔化すことなくベースの実力を存分に拝見させていただける場合が多いようです。
ご自身の実力にまだ自信のない方は音源の方の音量を大きめに設定し、ベースの音量が小さくあまり聞こえないという場合も見受けられますが、このような場合は追加試験となり、ベースの音量を上げた状態で再送をお願いする場合もございます。
1級2級合格者の方は審査員の視点に立ち、何が見たいのかをよくご理解いただいているため、このような絶妙な音量バランスが実現しています。
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6.ある程度高級なベースを使用している
ベース検定1級2級合格者の方が使用するベースは、やはりある程度高級でしっかりしたものが多いように感じます。実技試験の規約として「初心者セットはNG」などはなく、どのようなベースでもその実力のみを審査させていただくことは申し上げるまでもありませんが、やはりプロレベルの実力を備えるまでに、最初は初心者セットでベースを始めたとしても、徐々に高品質なベースへと持ち替え、場合によってはご自身のプレイスタイルに合うように改造を施したり、オーダーメイドで世界に1本の自分用のベースを持っている方も多くいらっしゃるようです。
念のため、ベース検定実技試験合格基準としてベースの品質は一切関係ないことを改めてお伝えさせていただきますが、やはりプロ野球選手のバット、プロサッカー選手のスパイクなどは品質が高いように、プロベーシストの楽器も実力に比例し高品質になっていくものと思われます。
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7.余裕を感じ、ミスをする気がしない
プロレベルの実力を備えたギタリストは、演奏中にミスをする可能性を感じさせません。それはコンサートなどにおいてお客様に対してもそうですが、実技試験において審査員に対しても同様です。
難易度の高いフレーズや奏法の中にも余裕を感じ、なんとかそのフレーズを弾けているのではなく、圧倒的な表現力の裏に何度弾いても絶対にミスをしないであろう完璧な余裕を感じさせます。
ベース検定は3級(上級者)と2級(プロ・講師レベル)とのレベル差が最も大きいと言われておりますが、確かに3級では「難しいフレーズを弾けるかどうか」が審査基準であるのに対し、2級では「難しいフレーズに余裕を感じるかどうか」が審査基準となります。
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8.表情や体の動きが自然と身に着いている
ベース検定1級2級合格者の方に多く見られる傾向として、ただ高度な演奏を披露するだけでなく、顔の表情や体の動きなどにリズムを感じさせ、時にはライブパフォーマンスとも認識できるような動きがある方が多く見受けられます。ご本人としては決してパフォーマンスを披露しているわけではないのですが、聞き手の気持ちを動かせる演奏には表情や動きが必要であることを、長いベース経験の中で自然と理解していらっしゃるのだと思います。
パフォーマンス力は審査対象には一切入らないため、顔や体の動きのない演奏でも十分に1級2級合格を目指すことは可能です。
中にはスタジオミュージシャンやプロオーケストラ団員の方などで、一切の動きはないものの圧倒的な演奏力と表現力で2級以上に合格する方もいらっしゃいます。
しかしながら、ベース検定のみならずボーカル検定、ピアノ検定、ドラム検定など他の楽器検定実技試験においても、2級以上の合格者は必ずと言ってよいほど動きのある演奏を披露してくださいます。
9.上手く見せようとせず等身大
ベース検定の最上位である1級や2級に合格される方の多くは、ご自身の実力を高く見せようとしていない傾向が見受けられます。無理な難易度の曲に挑戦しようとするとどうしても力んでしまったり、ミスが目立ち始めます。
それよりもご自身の実力の範囲内で表現力を高める方が聴き手にとって、また審査員にとって心証が良いことを理解していらっしゃいます。
ボーカルのキーに関してよく問題とされる原曲キー設定がこれに似ているかも知れません。
プロシンガーのキーに追い付こうとして無理に原曲キーで歌うよりも、ご自身の魅力が発揮できるキーに下げて歌う方が、明らかにご自身の実力を発揮でき、魅力的に感じ、また聴き手を魅了しやすいのです。
しかし、ご自身の本来の実力よりも上の級の合格を目指す方にとっては、少し無理をしてでも難易度の高いフレーズに挑戦する方が合格しやすいと誤認してしまいがちです。
1級および2級合格者の方はご自身の実力が存分に発揮できるレベルをよく理解していらっしゃるため、弾けないかも知れないフレーズや余裕がなくなってしまう難易度の曲を選びません。
ベース検定受検はこちらから
最後に
現時点でのご自身の実力が客観的に判断できず、何級を受検すれば良いのか分からない方も多くいらっしゃるようです。そのような場合は「特別級(実技のみ)」では該当級合格制度を取っておりますので、ご自身の実力に合う級に合格となります。※5級以下の実力の場合のみ不合格
特別級受検者様の中には、実技試験のみで1級合格後、同級の筆記試験のみを再受検し、結果的にギター検定1級合格証書を取得する方もいらっしゃいます。
・現時点でのご自身の実力がどの程度が分からない方
・ベース演奏に関して客観的評価をされる場がなかった方
は特別級(実技のみ)のご受検をご検討いただければと存じます。
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