音楽知識や理論はなぜ必要か?/日本音楽能力検定協会

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日本音楽能力検定協会です。
本日は筆記試験の重要性および、音楽知識や理論はなぜ必要なのかご説明させていただきます。

野球のルールを知らずにバットを振っているようなもの。

昨今、特にギターやベース演奏におきましては、フレットの音階やコードの知識などを全く持たず、ただTAB譜やコード譜を見て演奏するだけの方が多く見受けられます。
それが悪いとは言いませんが、それはまるで「ただ決まった順番にその音を出している音ゲーム」のようです。
時代としてもその辺りが非常におおらかになっているようで、ただ好きな曲だけを演奏できれば良いという感覚も分からなくはありません。

しかしそれはまるで野球のルールを知らずにバットを振っているようなものです。
ピッチャーが投げるボールを打ったら1塁に走る、次のバッターが打ったらその隙に塁を進め、ホームに生還出来たら1点。
そのためにバッターは素振りでフォームを確認し、ヒットを打ちたいのかバントでランナーを送りたいのか、もしくは一発逆転のホームランを狙うのかと思考を巡らせます。

そういった基本的なルールを知らずただバットを振っている状態を「野球をやっている」「野球の練習をしている」と言えるのでしょうか?
少なくともその状態を続けてもプロ野球選手になることはありません。

もちろん趣味で音楽を楽しむ方にはそのような知識や理論は必要ないかも知れません。

が、検定試験においては別問題です。
ギターのフレット上の音階が分からない状態で検定に合格することは出来ませんし、コード知識や専門的な奏法名が分からないのにプロレベルの認定を受けることは不可能です。

残念なことに数あるレッスン教室の中にも、最低限の知識もなくただ演奏技術だけでレッスンを行う教室も散見されます。
音楽検定ではそういった講師のレベルの底上げも目的とし、それにより生徒様の安心や確かな上達の一助になればと考えております。

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音楽理論はメールや携帯電話のようなもの。

音楽知識や理論を例えて申し上げますと、メールや携帯電話の存在に近いかと思います。

数十年前、携帯電話が登場したころは多くの人が「そんなもの必要ない」と言いました。
しかし今日では誰もが当たり前のように携帯電話を持ち、スマホなしでは待ち合わせも出来ない、目的地にたどり着くことはまず不可能という状況になっています。

メールの登場時も同じように、多くの人が口を揃えて「メールなど必要ない」「電話をすればいいじゃないか」と言いました。
しかし使い始めてみるととても便利なもので、「電話をするほどの大事な要件ではない場合」「一言だけ気持ちを伝えたい場合」「相手の都合を考え、好きな時に返事をもらえればいい用事」などの状況で非常に重宝されています。

今となっては「スマホがない頃の人はどうやって待ち合わせをしていたのだろう?」「メールがない頃は毎回電話するしかなかったのか?」と不思議に思う若い方もいらっしゃるでしょう。

それと同じで、音楽知識や理論というものも身に着けてみると同じ感覚になります。
「ドレミの位置も知らずに今までどうやってギターを弾いていたのだろう?」
「コードの機能も分からないまま何を根拠に曲を覚えていたのだろう?」
と、今までのご自身を不思議に思う感覚に陥るかと思います。

音楽知識や理論を学ぶと音楽の世界が全く違って見えてきます。
・この曲に感動したのはこのコード進行の〇〇という理論で多くの人に愛されているからだったのか
・この奏法を使えばこんなにも簡単にこのフレーズが弾けるのか
・コード構成音はこのような仕組みになっているということは、暗記する必要はなく全てのコードを自分で作れるのか
など、今まで苦労していた部分がいとも簡単に解決できることも少なくありません。

ギター検定、ベース検定だけでなく音楽検定では全科目に筆記試験がございます。
難易度といたしましては決して高くありませんが、受検級のレベルに達している演奏力を拝見させていただく前に、それに伴う最低限の知識をお持ちかどうかを判断させていただきます。

出題範囲はホームページに、過去問題の解説は公式YouTubeチャンネルに公開させていただいております。

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