2025/06/26
日本音楽能力検定協会です。
今回はプロドラマーが日常的にこなしている意外な練習法法を10選にまとめてご紹介させていただきます。
それぞれの具体的なやり方をご説明させていただいておりますので、ご参照くださいませ。
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・リハーサルスタジオに毎日8時間通っている
・家に電子ドラムがあり、毎日長時間練習をしている
・防音マンションなどに住み、常にドラムを練習できる環境がある
など、あらゆる手段を使ってドラム練習の時間を確保しています。
ギターやピアノなどと違い、ご自宅で練習することが難しいパートであるため、ドラマーにとっては「どうやって練習するか?」が最初の課題となります。
「家に電子ドラムセットがないから練習できない」「騒音や振動で近所迷惑になるから本気で叩けない」というのはドラマーにとって誰もが抱える当たり前の問題であり、そこをどうクリアするかが最初の課題です。
別の言い方をすると、「練習環境に対する言い訳をしない」ことが、プロドラマーを目指す上で最低限の資質であるとも言えます。
メトロノームに合わせてトコトコ叩いたり、ダブルストロークやパラディドルなどのルーディメンツを延々とこなしているのです。
その際、リズム的な側面で集中しなければいけない場合は別として、ただ手首や指先の使い方、または腕の振り方などを練習したい場合には、映画などを見ながら2時間同じフレーズを練習したりします。
同じフレーズでもアクセントを変えたり、普段と違うところにフラムを入れてみたり、とにかく様々なレパートリーやビートパターンを組み合わせながら、いつまでも飽きることなく基礎練習を繰り返します。
そのような練習が基礎力の土台を作り、どのようなフレーズにも対応できるようになります。
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ドラムセットはおろかドラムスティックすら使えないような場面でも、プロドラマー達は貪欲にハンドドラムでの練習をこなしています。
確かにハンドドラムではスティックコントロールや細かい音の表現力などの練習はできませんが、リズム練習やアクセント練習などは十分に行うことが可能です。
とは言え飲食店や電車の中では手で膝をバシバシ叩くわけにもいきません。
そんな時は指先だけで膝やテーブルなどをトントン叩き、周りに迷惑にならない程度、または気付かれない程度の動きで細かな練習を繰り返しています。
もちろんドラムセットで練習をしたりスティックを実際に持つ方が良いのですが、日々の生活の中では絶対にドラムやスティックに触れられない時間も存在します。
そういった場面でのこのような小さな積み重ねが、ドラマーとしての底力を上げてくれます。
本業であるロック以外にも、ジャズやブルース、ラテン系の音楽やクラシックなど、一見関係ないようにも見える全くの別ジャンルの練習を好んで取り入れています。
ドラムのリズムパターンはジャンルによって大きく異なるため、ロックドラムには慣れてきたがジャズドラムに関してはまだ何も出来ないということもしばしば起こり得ます。
また、アマチュアの方の場合、「ロックドラムを叩きたいのにジャズドラムを学んでも意味がない」と考えるかも知れません。
しかし、全くの別ジャンルを学ぶことの目的はレパートリーの増加や技術の向上ももちろんですが、何よりも自分のジャンルに深みを持たせることが最大のメリットです。
例えて言うなら、日本のことをより深く知る為に海外旅行に行くことに似ているかも知れません。
日本は言うまでもなく素晴らしい国ですが、他の国のことを知ると日本のことをより深く理解できます。
具体的には日本の料理は非常に繊細でクオリティーが高いのですが、何と比べて繊細なのか?何と比べてクオリティーが高いのか?を知るためには、外国の料理に触れてみるほかありません。
海外旅行などで他の国の料理を食べてみて初めて、「日本の料理は繊細な味でクオリティーが高い」ことを知るのです。
その他にも、生まれた頃から当たり前のように1日3食が食べられて、大きくなったら当たり前のように小・中学校に通うというのも、世界的に見れば決して当たり前ではありません。
日本にいると気付けませんが、海外に行くと日本のことがよく分かります。
それと同様に、別ジャンルを学ぶことで自分の専門のジャンルのことをより深く理解することが出来ます。
もちろん別ジャンルの代表的なビートパターンを取り入れ、レパートリーが増えるなどの分かりやすいメリットもありますが、「ロックしか知らない人」と「あらゆるジャンルを学んだ結果ロックをやっている人」とでは、ドラム演奏に対する深みが全く違ってくるのです。
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画素数が高いとはつまり、細かくあらゆる色が使われているという状態です。
これに例えるとプロドラマーは非常に画素数が高く、リズムの解像度がとても高い状態です。
具体的には、一般の方がリズムを4分音符で理解している、音楽経験者はリズムを8分音符で理解しているとしると、プロドラマーはリズムを16分音符や32分音符で理解しているということになります。
4分音符・・・タタタタ
8分音符・・・・ターターターター
16分音符・・・ターーーターーーターーーターーー
32分音符・・・ターーーーーーーターーーーーーーターーーーーーーターーーーーーー
別の表現をすると、
一般の方・・・1 2 3 4
音楽経験者・・・いちにいさんしい
プロドラマー・・・いぃちぃにぃいぃさぁんんしぃいぃ
超一流プロドラマー・・・いぃぃぃちぃぃぃにぃぃぃいぃぃぃさぁぁぁんんんんしぃぃぃいぃぃぃ
このように、同じリズムでもより細かく聞こえている(理解している)ため、例えば
いぃちぃにぃいぃさぁんんしぃいぃ
この赤文字部分の理解のしかたとして、
・一般の方・・・2拍目よりちょっと前
・音楽経験者・・・1拍めの裏と2拍目の間
・プロドラマー・・・1拍目を16分で見た時の4つめ
という風により正確にその位置を理解することができ、当然そのタイミングでドラムを叩く際にも正確に叩くことが出来るようになります。
色に例えてお伝えすると、
一般の方・・・赤を1色しか知らない
音楽経験者・・・ピンク色、オレンジ色、茶色なども赤色に近いことを知っている
プロドラマー・・・赤色の中にも茜、エンジなど様々な赤色があることを知っている
超一流プロドラマー・・・赤色だけでなくピンク色の中にもショッキングピンクやサーモンピンク、他の色にも何種類もあることを知っている
より細かな色を知っていることで、絵を描く際にはより繊細で鮮やかになります。
同様に、より細かなリズム理解ができることで、よりタイトでノレるドラム演奏となります。
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実際にベースを弾けるようになるかどうかは別として、ベースという楽器がどのような役割でどのようなフレーズを弾いているかを学ぶことは、ドラマーにとって大きな助けとなります。
逆に言うと、ベースという楽器の理解なくしてドラムという楽器を理解することは出来ません。
夫婦に例えるなら、奥様が家事や育児を行い家を守ってくれているから、自分が外に出て働きお金を稼いでくる、お笑いコンビで例えるなら、相方がボケるから自分がツッコむという風に、片方で成立することはなく、パートナーがどのような動きをするかによって自分の動きも決まり、また、自分がどのような動きをするかによってパートナーの動きが変わってくるということです。
もちろんこれはベースだけでなく、バンドにおいてはギターやボーカルの存在も影響するのですが、ドラム演奏に最も影響を及ぼすのはベースというパートです。
大まかなリズムパターン・・・歌メロや曲の構成による
細かいキックの位置やゴーストノートの位置・・・ベースによる
「このメロディーの時にはベースはここにアクセントが来るのか」「ということはドラムのキックはここで打つ方が良い」という感じで、バンド全体のアンサンブルにおいてベーシストとの話し合いやコンビネーションは最も重要です。
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ご年配の方やダイエット目的の女性の方もいらっしゃるかと思いますが、中にはプロドラマーが紛れているかも知れません。
ドラムにおけるキック(バスドラム)演奏には足を使うため、足の筋肉の発達は非常に重要です。
しかしそれはスポーツ選手や陸上競技者や格闘技者などとは違い、走るため、蹴るため、飛ぶための筋肉ではありません。
ドラマーのキックにとって必要な足の筋肉とは、ペダルを踏む力、また、柔軟に跳ね返らせる(持ち上げる)力です。
そのため、ただムキムキに鍛えればいいというわけではなく、柔軟で細かなコントロールが可能な筋肉が必要です。
その発達のために、プールの中を歩く練習が適していると言われています。
水中を歩くには多少のバランス感覚(柔軟性)と、普段歩く時とは違う水の負荷に負けない筋力が必要です。
市営プールなどは数百円や無料で入れる場合もありますので、プールの中を1時間歩くという練習法を取り入れてみると良いかも知れません。
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今回はプロドラマーが日常的にこなしている意外な練習法法を10選にまとめてご紹介させていただきます。
それぞれの具体的なやり方をご説明させていただいておりますので、ご参照くださいませ。
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1.ドラムに触れる時間がとにかく長い
プロドラマー、またはプロを本気で目指している方は、とにかくドラムに触れる時間を長く設けます。・リハーサルスタジオに毎日8時間通っている
・家に電子ドラムがあり、毎日長時間練習をしている
・防音マンションなどに住み、常にドラムを練習できる環境がある
など、あらゆる手段を使ってドラム練習の時間を確保しています。
ギターやピアノなどと違い、ご自宅で練習することが難しいパートであるため、ドラマーにとっては「どうやって練習するか?」が最初の課題となります。
「家に電子ドラムセットがないから練習できない」「騒音や振動で近所迷惑になるから本気で叩けない」というのはドラマーにとって誰もが抱える当たり前の問題であり、そこをどうクリアするかが最初の課題です。
別の言い方をすると、「練習環境に対する言い訳をしない」ことが、プロドラマーを目指す上で最低限の資質であるとも言えます。
2.映画を見ながら基礎練習
プロドラマーやプロを目指すドラマーは、基礎練習(ルーディメンツ)に割く時間が以上に多いことをご存知でしょうか?メトロノームに合わせてトコトコ叩いたり、ダブルストロークやパラディドルなどのルーディメンツを延々とこなしているのです。
その際、リズム的な側面で集中しなければいけない場合は別として、ただ手首や指先の使い方、または腕の振り方などを練習したい場合には、映画などを見ながら2時間同じフレーズを練習したりします。
同じフレーズでもアクセントを変えたり、普段と違うところにフラムを入れてみたり、とにかく様々なレパートリーやビートパターンを組み合わせながら、いつまでも飽きることなく基礎練習を繰り返します。
そのような練習が基礎力の土台を作り、どのようなフレーズにも対応できるようになります。
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3.ハンドドラムで常に練習する
ハンドドラムとは、手のひらで自分の膝などを叩いて練習を行うことです。ドラムセットはおろかドラムスティックすら使えないような場面でも、プロドラマー達は貪欲にハンドドラムでの練習をこなしています。
確かにハンドドラムではスティックコントロールや細かい音の表現力などの練習はできませんが、リズム練習やアクセント練習などは十分に行うことが可能です。
とは言え飲食店や電車の中では手で膝をバシバシ叩くわけにもいきません。
そんな時は指先だけで膝やテーブルなどをトントン叩き、周りに迷惑にならない程度、または気付かれない程度の動きで細かな練習を繰り返しています。
もちろんドラムセットで練習をしたりスティックを実際に持つ方が良いのですが、日々の生活の中では絶対にドラムやスティックに触れられない時間も存在します。
そういった場面でのこのような小さな積み重ねが、ドラマーとしての底力を上げてくれます。
4.別ジャンルの曲を好んで取り入れる
例えばプロのロックドラマーは、ロックというジャンルだけしか叩けないわけではありません。本業であるロック以外にも、ジャズやブルース、ラテン系の音楽やクラシックなど、一見関係ないようにも見える全くの別ジャンルの練習を好んで取り入れています。
ドラムのリズムパターンはジャンルによって大きく異なるため、ロックドラムには慣れてきたがジャズドラムに関してはまだ何も出来ないということもしばしば起こり得ます。
また、アマチュアの方の場合、「ロックドラムを叩きたいのにジャズドラムを学んでも意味がない」と考えるかも知れません。
しかし、全くの別ジャンルを学ぶことの目的はレパートリーの増加や技術の向上ももちろんですが、何よりも自分のジャンルに深みを持たせることが最大のメリットです。
例えて言うなら、日本のことをより深く知る為に海外旅行に行くことに似ているかも知れません。
日本は言うまでもなく素晴らしい国ですが、他の国のことを知ると日本のことをより深く理解できます。
具体的には日本の料理は非常に繊細でクオリティーが高いのですが、何と比べて繊細なのか?何と比べてクオリティーが高いのか?を知るためには、外国の料理に触れてみるほかありません。
海外旅行などで他の国の料理を食べてみて初めて、「日本の料理は繊細な味でクオリティーが高い」ことを知るのです。
その他にも、生まれた頃から当たり前のように1日3食が食べられて、大きくなったら当たり前のように小・中学校に通うというのも、世界的に見れば決して当たり前ではありません。
日本にいると気付けませんが、海外に行くと日本のことがよく分かります。
それと同様に、別ジャンルを学ぶことで自分の専門のジャンルのことをより深く理解することが出来ます。
もちろん別ジャンルの代表的なビートパターンを取り入れ、レパートリーが増えるなどの分かりやすいメリットもありますが、「ロックしか知らない人」と「あらゆるジャンルを学んだ結果ロックをやっている人」とでは、ドラム演奏に対する深みが全く違ってくるのです。
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5.リズムへの解像度が高い
写真などでは画素数という言葉があり、画素数が高いほど鮮明な画像となります。画素数が高いとはつまり、細かくあらゆる色が使われているという状態です。
これに例えるとプロドラマーは非常に画素数が高く、リズムの解像度がとても高い状態です。
具体的には、一般の方がリズムを4分音符で理解している、音楽経験者はリズムを8分音符で理解しているとしると、プロドラマーはリズムを16分音符や32分音符で理解しているということになります。
4分音符・・・タタタタ
8分音符・・・・ターターターター
16分音符・・・ターーーターーーターーーターーー
32分音符・・・ターーーーーーーターーーーーーーターーーーーーーターーーーーーー
別の表現をすると、
一般の方・・・1 2 3 4
音楽経験者・・・いちにいさんしい
プロドラマー・・・いぃちぃにぃいぃさぁんんしぃいぃ
超一流プロドラマー・・・いぃぃぃちぃぃぃにぃぃぃいぃぃぃさぁぁぁんんんんしぃぃぃいぃぃぃ
このように、同じリズムでもより細かく聞こえている(理解している)ため、例えば
いぃちぃにぃいぃさぁんんしぃいぃ
この赤文字部分の理解のしかたとして、
・一般の方・・・2拍目よりちょっと前
・音楽経験者・・・1拍めの裏と2拍目の間
・プロドラマー・・・1拍目を16分で見た時の4つめ
という風により正確にその位置を理解することができ、当然そのタイミングでドラムを叩く際にも正確に叩くことが出来るようになります。
色に例えてお伝えすると、
一般の方・・・赤を1色しか知らない
音楽経験者・・・ピンク色、オレンジ色、茶色なども赤色に近いことを知っている
プロドラマー・・・赤色の中にも茜、エンジなど様々な赤色があることを知っている
超一流プロドラマー・・・赤色だけでなくピンク色の中にもショッキングピンクやサーモンピンク、他の色にも何種類もあることを知っている
より細かな色を知っていることで、絵を描く際にはより繊細で鮮やかになります。
同様に、より細かなリズム理解ができることで、よりタイトでノレるドラム演奏となります。
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7.ベースという楽器を学ぶ
ベースという楽器はドラマーにとって夫婦、コンビ、相方とも言える重要な存在です。実際にベースを弾けるようになるかどうかは別として、ベースという楽器がどのような役割でどのようなフレーズを弾いているかを学ぶことは、ドラマーにとって大きな助けとなります。
逆に言うと、ベースという楽器の理解なくしてドラムという楽器を理解することは出来ません。
夫婦に例えるなら、奥様が家事や育児を行い家を守ってくれているから、自分が外に出て働きお金を稼いでくる、お笑いコンビで例えるなら、相方がボケるから自分がツッコむという風に、片方で成立することはなく、パートナーがどのような動きをするかによって自分の動きも決まり、また、自分がどのような動きをするかによってパートナーの動きが変わってくるということです。
もちろんこれはベースだけでなく、バンドにおいてはギターやボーカルの存在も影響するのですが、ドラム演奏に最も影響を及ぼすのはベースというパートです。
大まかなリズムパターン・・・歌メロや曲の構成による
細かいキックの位置やゴーストノートの位置・・・ベースによる
「このメロディーの時にはベースはここにアクセントが来るのか」「ということはドラムのキックはここで打つ方が良い」という感じで、バンド全体のアンサンブルにおいてベーシストとの話し合いやコンビネーションは最も重要です。
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8.プールの中を泳がず歩く
市営プールなどで泳がず歩いているだけの人を見たことがありますでしょうか?ご年配の方やダイエット目的の女性の方もいらっしゃるかと思いますが、中にはプロドラマーが紛れているかも知れません。
ドラムにおけるキック(バスドラム)演奏には足を使うため、足の筋肉の発達は非常に重要です。
しかしそれはスポーツ選手や陸上競技者や格闘技者などとは違い、走るため、蹴るため、飛ぶための筋肉ではありません。
ドラマーのキックにとって必要な足の筋肉とは、ペダルを踏む力、また、柔軟に跳ね返らせる(持ち上げる)力です。
そのため、ただムキムキに鍛えればいいというわけではなく、柔軟で細かなコントロールが可能な筋肉が必要です。
その発達のために、プールの中を歩く練習が適していると言われています。
水中を歩くには多少のバランス感覚(柔軟性)と、普段歩く時とは違う水の負荷に負けない筋力が必要です。
市営プールなどは数百円や無料で入れる場合もありますので、プールの中を1時間歩くという練習法を取り入れてみると良いかも知れません。
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