【マイクを叩くのは絶対にNG!】ボーカルマイクに関して初心者が意外と知らないこと10選/日本音楽能力検定協会

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日本音楽能力検定協会です。
今回は、ボーカル初心者の方、または未経験の方が意外と知らない知識について、100選にまとめてご紹介させていただきます。
特に初心者の方が勘違いしやすい部分は太文字表記してありますのでご参照くださいませ。
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【基本知識編】

1. ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違い
※カラオケやライブハウスなどで主に使用されるのはダイナミックマイク、レコーディングなどでは感度の高いコンデンサーマイクが主に使用される

2. 指向性(単一指向性、無指向、双指向など)の存在
※一般的なダイナミックマイクは一方向から音を拾わない単一指向性


3. マイクの種類ごとに適した用途がある
※低音を拾いやすい、高音が出やすいなどの性質があり、使用するボーカリストの声の特性に合わせる


4. マイクの「感度」は高ければ良いわけではない
※感度が高いと周囲の音も拾ってしまうため、ライブやカラオケなどでは周りの音を拾わずボーカルの声だけを拾うことが出来る単一指向性のダイナミックマイクが適している

5. ボーカルに不向きなマイクもある
※動画撮影などで使用するピンマイクなどは歌を歌うには適しておらず、会話などの通常の発声向き

6. 音が出ているかチェックする時にマイクを叩くのはNG
※マイクも楽器なので叩いて確認してはいけない。必ず声を出して確認すること。


7. マイクには「音のキャラクター」がある
8. ファンタム電源が必要なマイクがある
9. ファンタム電源を間違ってダイナミックマイクに送ると壊れる可能性がある
10. マイクのグリル(網部分)も音に影響する

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【使い方編】

11. マイクの「距離」で音質が激変する
12. 真正面から歌うと低音が強調されやすい(近接効果)
13. マイクに角度をつけると息や破裂音を避けやすい
14. ポップガードは音質向上のためにも重要
15. ウィンドスクリーン(スポンジ)は風対策以外にも音質調整になる
16. グリル(網部分)を握ると音がこもる
※プロのロックシンガーやラッパーなどがグリルを握って歌う場面をよく見かけるため一般の方が真似しやすいが、プロはあの握り方でもしっかりと声が入るよう音響の調整をしているため、誰でもあの持ち方をすればよいわけではない


17. マイクの後ろを手で覆うと音がこもる
18. スタンドを使うと安定して発声できる
19. マイクケーブルを踏んではいけない
※マイクに接続されたケーブルも楽器の一部なので、フロアを移動する時は踏まないよう注意


20. マイクと口との距離は3〜15cmが一般的
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【セッティング・接続編】

21. XLRケーブルが一般的
22. 端子にはオス・メスがある
23. オーディオインターフェースを介してPCに接続するのが基本
24. マイクプリアンプで音質が大きく変わる
25. 変換プラグで音質が落ちることもある
26. USBマイクは簡単だが制限がある
27. 安物のインターフェースはノイズが出やすい
28. 電源ONのままケーブルを抜くと破損の原因になる
29. ケーブルの劣化でノイズが増える
30. ケーブルの巻き方にもコツがある

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【録音編】


31. リフレクションフィルターで反響を抑える
32. 録音環境の雑音がマイクに大きく影響する
33. コンデンサーマイクは部屋の音も拾う
※レコーディングなどの際に感度の高いコンデンサーマイクを使用するが、エアコンの音、冷蔵庫の音、犬の鳴き声なども録音されてしまう

34. パトカーや救急車のサイレンが録音されてしまうことがある
※緊急車両のサイレンは防音室の中にも聞こえるよう周波数が設定されているため、レコーディング中に緊急車両が通ると気付かないうちにサイレン音が録音されてしまう場合がある


35. 声が録音では小さく聞こえることがある
36. 声を張らずに録音した方がミックスで扱いやすい

37. リップノイズ(口の音)もマイクが拾う
※口を開く時の音や口の中で舌や唾液が出す音も録音されてしまう

38. マイクで音が割れるのは声の出し方かゲインの問題
39. レコーディング時の「モニタリング」が重要
40. オフマイク(遠目)でも臨場感が出ることがある

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【ライブ・パフォーマンス編】

41. ハンドヘルド(手持ち)マイクにも種類がある
42. ステージではダイナミックマイクが主流
43. モニター(返し)がないと音程がズレやすい
44. ワイヤレスマイクにはラグ(遅延)があることも
45. ハウリングはマイクとスピーカーの位置で起こる
※初心者の方がマイクのハウリングに驚いている場面をしばしば見かけますが、大体はマイクがスピーカーに直接向いてしまっているか、グリルを握って覆ってしまっていることが原因

46. ハウリングを防ぐEQの設定がある
47. マイクの持ち方で音の輪郭が変わる
48. ケーブルに足を引っかけて倒す事故も多い
※特にボーカルマイクはPA卓(メインの音響設備)と接続されているため、他の楽器よりも甚大な被害を招きやすい

49. サビだけマイクを口元に近づけるとダイナミクスが出る
50. 音響スタッフと事前にマイクチェックが必要

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【メンテナンス・注意点編】

51. コンデンサーマイクは湿気に弱い
52. タバコの煙はマイクを傷める
53. 唾がグリル内部に溜まると音がこもる
54. グリルは取り外して洗えるものもある
55. ケーブルを無理に引っ張ると断線しやすい
56. マイク本体を落とすと内部が破損する
※マイクは他の楽器と比べて乱雑に扱われやすい傾向にあるが、マイクも同種類の楽器なので乱雑に扱えば同様に破損する


57. 専用ケースで保管するのがベスト
58. 湿度管理(乾燥剤など)も重要
59. 長時間の放置でホコリが詰まる
60. 保護ポーチに入れて運ぶのが安全

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【音質・特性編】

61. マイクごとに周波数特性が違う
62. 高音が出やすいマイク、低音が強いマイクがある
63. 同じマイクでも個体差がある
64. 歌い手の声質とマイクの相性がある
65. 男性ボーカルと女性ボーカルで使い分ける人もいる
66. ブレスや子音の録り方にも影響する
67. シビランス(サ行の刺さり)を強調しやすいマイクもある
68. EQで補正するより合ったマイクを選ぶ方が良い
69. スタジオでの試し録りは必須
70. 高価格=万能とは限らない
※ギターやピアノ、ヴァイオリンなども同様だが、楽器によって性質や目的とする音が異なるため、価格が高い=万能ではない。例えば高音が出やすいという目的の楽器で高価格なものは、より高音が綺麗に出やすいという特性であることを理解する。


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【選び方・知識編】

71. 安定したメーカー(SHURE, audio-technicaなど)から選ぶと失敗しにくい
72. 同価格帯でもマイクのキャラは全然違う
73. 海外製と国内製で音の作りが違うことも
74. ボーカル専用マイクというカテゴリーがある
75. ライブ用と録音用は別に持っておくと良い
76. ヘッドセット型マイクもある(ステージ用)
77. カラオケマイクとレコーディングマイクは別物
78. 安い中華製は当たり外れが大きい
79. 中古マイクはリスクあり(劣化・内部破損)
80. 他人の唾が付いてる可能性もあるので注意
※カラオケやライブハウスなどに置かれているマイクは不特定多数の人が使用するため、使用前に必ず掃除が必要。基本的にはスタッフが行ってくれているはずだが、気になる人は自分でもチェック。

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【マイクと共に使う機材編】

81. インターフェースの質で音が激変する
82. DAWソフトによって音質処理も変わる
83. プリアンプやチャンネルストリップを通すとプロっぽくなる
84. リミッターやコンプレッサーで録音レベルを安定化できる
85. ノイズゲートで周囲音をカットできる
86. ディエッサーでシビランスを抑えられる
87. マイクブースで反響を抑えることができる
88. モニタースピーカーではなくヘッドホンでチェックすべき
89. イヤホン録音だとモニター不足になる
※ボーカルレコーディングに限らず、録音した音はヘッドフォン、イヤフォン、モニタースピーカー、PC、スマートフォンなどあらゆる機材で再生し、バランスや聞こえ方を確認するべき。スマートフォンでは良く聞こえていた音源がヘッドフォンで聞くと低音が出過ぎて聞きづらいなどという場面もしばしば起こり得る。

90. マイクの音作りは「環境」と「機材」が鍵

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【応用・応急処置編】

91. トイレットペーパーでポップガード代用可
92. 折りたたみクローゼットを即席録音ブースにできる
93. ダイナミックマイクでナレーションも録れる
94. フィルターでラジオボイス風にできる
95. サビだけ違うマイクを使うこともある
96. ボーカルとハモリで別マイクを使う人もいる
97. iPhoneのボイスメモでも練習には使える
98. DAWのプラグインでマイクの質感を模倣できる
99. スマホ用のマイクでも音質アップが狙える
※現代では簡易的なマイクの質も向上しているため、周波数などをしっかりと理解して工夫すれば音質アップは可能

100. 最終的には「歌声との相性」が一番大事
※マイクとの相性があることを理解し、色々なマイクやマイクとの距離感、また角度などを試してみることが重要


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