【知人をライブに勧誘するのはただの迷惑行為!】売れないバンドマンの99%がやっているライブ告知6選/日本音楽能力検定協会

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日本音楽能力検定協会です。
今回は、バンド活動が上手くいっていない、いわゆる売れないバンドマンの99%がやってしまうダメなライブ告知を6選にまとめてご紹介させていただきます。

星の数ほどいるバンドの中で、成功できるバンドは1%未満です。
つまり、99%以上のバンドが失敗するということです。
周りのバンドと同じことをやっているということは、99%の確率で失敗する活動をしているということになります。

それぞれの「ダメな理由」と「改善法」も補足させていただいておりますので、ぜひご参照ください。

-目次-
1.アカウント名が「バンド名@日程・ライブ会場名」
2.後悔させないので来てください!
3.少しでも興味がある人はDMください
4.ライブハウスやスタジオにフライヤーを貼りまくる
5.知り合い全員に「来てください」メール
6.チケット代を勝手に値下げする

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この記事を読み始める前に

この記事は、ただ読んでいただくためのものではありません。
あなたはゲームの攻略本を買ったことがありますでしょうか?
あるとしたら、それに近いと考えてください。

ゲーム攻略本をただ読んで満足する人はいません。
コントローラー片手に攻略本を開き、書いてある通りに実行することで、
より効果的にゲームをクリアできたり、普通では手に入らないようなレアなアイテムを手に入れたりできるわけです。

この記事はいわばバンド活動の攻略法です。

この記事に辿り着いて、ここまで読み進めてくださったあなたはきっと、
・バンド活動が上手くいっていない
・ファンが増えない
・このままではマズいことは分かっている
・でもどうしたらいいのか分からない
という方ではないでしょうか?

あなたのバンド活動の結果が伴わないのは、間違った活動をしているからです。
やり方を変えれば必ず結果が変わります。
逆に言うと、同じやり方を続けていたら同じ結果になるのは当然です。

もしかすると下記に続く記事の中には、あなたが思ってもみなかった方法が記されているかも知れません。
しかしそれを拒絶することなく、恐れることなく、今までと違うやり方を試し、今までと違う結果に辿り着いてください。

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1.アカウント名が「バンド名@日程・ライブ会場名」

ダメな理由

現代ではX(旧Twitter)、TikTok、INSTAGRAM、YouTubeなど、様々なSNSが普及しています。
そのアカウント名として、「バンド名@日程・ライブ会場名」という名前をよく見かけませんでしょうか?

これに関しては「これをやると失敗する」というよりは、「この方法で上手くいくための条件」がありますので、ご説明いたします。

まず大前提として、あなた以外の全ての人間が「バンド好き」なわけではありません。
ゲームが好きな人もいれば、スポーツに精を出す人もいれば、専業主婦の方もいるわけです。

先程のようなアカウント名を見て一般的に感じるのは、
・この人はバンドをやっている(バンド活動をしている)人だな
・フォローするとライブに勧誘されそうだ
・めんどくさいな
という感じです。

そもそもあなたは他者のこのようなアカウント名を見て、自ら自主的にフォローして、その人のライブに行ったことはありますか?
実はそんなことは一度もないのではないでしょうか?

このようなアカウント名でライブに来てくれるのは、既にそのバンドを知っている人、あるいは既にファンの人だけです。
つまりこの手法は、ファンにしか通用しない手法で、それ以外の人から見ればただの面倒くさそうなアカウントなのです。

ライブに来てもらえるどころかフォローすら避けられてしまいますので、ぜひやめることをお勧めします。

改善案

それではどうすれば良いのかというと、
誰にどんな価値を提供するアカウントなのかを明確にすることです。

例えば、
・失恋した女性が前向きになれる曲を歌っている
・ギターの超絶テクニックを教えている
・上京してきたばかりの人が友達を作れる場所を提供する
など、このアカウントを見ることで自分はどう得をするのかがハッキリと分かれば、多くの人が自主的にフォローしてくれます。

そしてその結果、ライブに足を運ぶことでさらに大きな価値を得られる状態にすることが大事です。

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2.後悔させないので来てください!

ダメな理由

ライブ告知が上手くいかない時の苦し紛れでこの言葉を使うバンドも多いようです。
しかし、この言葉がダメな理由は2つあります。
1.後悔させない根拠がない
2.後悔した場合のことを考えていない

まず第一に、公開させないという根拠がない場合がほとんどです。
例えばサプライズで何か仕掛けがあったり、今回のライブに行けばすごく得をする何かがあるなら分かりますが、この言葉を言うバンドは大抵の場合、何の作戦もありません。
ファンがいないにも関わらず、自分たちの楽曲やパフォーマンスが素晴らしいと思っているので、今のままの自分達を見せれば後悔しないはずだと思い込んでいるのです。

第二に、お客様が後悔した場合の補償がないのです。
もしライブ後にお客様が「後悔しました!」と言ってきたらどうするのでしょうか?
きっと何もしてくれません。

後悔させないと言うからには、後悔させないための仕掛けと、後悔させてしまった場合の補償が必要です。

改善案

基本的には後悔させないための仕掛けを作ることが大切です。
「このライブに来て本当に良かった!」と思ってもらうためには、まず徹底的に謙虚になって、どうすればお客様が喜んでくれるのかを、相手の立場になって考えてみることが必須です。

しかし、それがどうしても出来ない場合に、一つアイディアをご紹介します。
それは、後悔したと感じたらチケット代を全額返金しますと言い切ることです。

そんなことをしたらせっかく動員したのに意味がない!と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、よく考えてみましょう。
確かにチケット代を返金してしまったら、売り上げとしては±0かも知れませんが、実際にその会場にはお客様がいてくれたわけです。
この手法を使わなければ会場はガラガラ。売り上げとしては同じ±0でも、その場にお客様がいたかどうかが違います。
あなたが損した点がどこかにあるでしょうか?

そしてお客様としても、あまり乗り気ではないライブにお金を使うのは嫌です。
しかし、「つまらなかったら返金してもらえる」ことが事前に分かっているとしたら、「それなら一度行ってみようかな」と思いやすくなるのではないでしょうか?

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3.少しでも興味がある人はDMください

ダメな理由

SNSなどでバンドアカウントを持ち、ライブ告知をした後に最後にこの文章を付け加えるバンドは非常に多いです。
おそらく彼らの心情としては、「大好きじゃなくてもいいから少しでも良さそうと思ったら連絡してください!」ということだと思うのですが、よく考えてみてください。

少し興味があります!と言ってDMをしてきた人が、
今までに一人でもいましたか?

少し興味があるくらいではライブには行きません。
しかも、DMで連絡をするなんて面倒くさいのです。
さらに言うと、少しも興味がないからDMしないのです。

改善案

まず大前提として覚えておいていただきたいのは、ライブに行くというのは最大級のファンです。
少し興味がある程度であればツイートや投稿を見ているだけで十分、
もう少し興味が湧いたらYouTubeチャンネルなどで無料の楽曲を聴いてみる、
最大級に興味を持った大ファンの状態になって、最終的に行くのがライブです。

あなたなら、少しだけ興味があるバンドアカウントにDMを送れますか?
送れるとしたらそれはあなたが相当なコミュニケーション強者なだけで、普通の人はなかなかその行動は起こせません。

前項でもお伝えしましたが、まずは誰にどんな価値を提供するアカウントなのかをハッキリさせることが重要です。

・このバンドのライブに行けば私はどんな価値を受け取れるのか?
・チケット代の代わりにどんな感情をもらえるのか?

そして、DMを送ってくるのはかなりのファンです。
少しだけ興味がある人に対しては、ライブの日時や場所をしっかりと投稿上で伝えて、自主的に来ていただく銅線をしっかりと作る方が良いでしょう。

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4.ライブハウスやスタジオにフライヤーを貼りまくる

ダメな理由

ライブハウスやリハーサルスタジオなどに行くと、壁一面にあらゆるバンドのフライヤーが貼ってあります。
「10周年記念ライブ!」「レコ発ワンマンライブ」など、それぞれのアピールポイントをでかでかと描いたポスターが、所狭しと並んでいます。

しかし、考えてみてください。
あなたはそういったフライヤーを見て、「このライブ面白そうだな!行ってみよう!」と思って足を運んだことが一度でもあるのでしょうか?
あるのなら良いです。あなたが魅了されたフライヤーの真似をして、素敵なフライヤーを作れば、そのバンドに近づくかも知れません。

しかしほとんどの方はそのようなフライヤーを見て実際にライブに足を運んだことはないのではないのでしょうか?

あれらのフライヤーに共通している欠点は、
このライブに行けば自分がどう得をするのかが見えてこないという点です。

よく見かけるフライヤーは自分達目線になっていて、そのバンドのことを知らないお客様から見れば、何周年だろうがレコ発だろうがワンマンだろうが興味がないのです。

もう一つの欠点として、張っている場所がライブハウスやスタジオなのであれば、そこにいるのは同じバンドマン、つまり同業者ばかりなのです。
同業者とはつまり敵です。
飲食店が他の飲食店に対して自分の店をアピールしているのと同じです。

そもそもあなた自身がライブハウスなどでフライヤーを見てライブに行かないのに、なぜ同じことをしようとするのでしょうか?
壁一面に貼られた失敗例の真似をなぜ自らすすんでしようとするのでしょうか?

上手くいっているバンドの真似をするのは良いことですが、もしあなたが何となくフライヤーを貼りまくっているのなら、すぐにやめることをお勧めします。

そして、どうしてもフライヤーを貼りたい場合には、下記を参考にしてください。

改善案

アイドルライブに行くなら「可愛い女の子と握手ができる」
ヴィジュアル系バンドのライブなら「夢の世界に誘ってもらえる」
ロックバンドのライブなら「大暴れしてストレス発散できる」
超人気歌手のライブなら「あの人のライブに行ったと友達に自慢できる」
超絶ギタリストのライブなら「自分もギターをやっているので勉強になる」
など、それぞれのライブにはお客様が得をする価値があるはずです。

フライヤーを貼る場合には、
あなたのライブに行けばどんな価値をもらえるのかを明記してください。
そして、その価値を欲しがる人がいる場所にフライヤーを貼ることが絶対条件です。

日程や場所など一番下の隅に小さく書いておけば良いのです。
何周年か、レコ発か、ワンマンかなど、興味のない人にとっては全く意味のない言葉です。
まずはお客様がそのライブに行く「目的」を書かないことには、詳細など何の意味もありません。

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5.知り合い全員に「来てください」メール

ダメな理由

とりあえずスマホのメモリーに入っている知人・友人に全員メールやLINEでライブを告知する人も非常に多く見受けられます。
普段から頻繁に交流がある近い友人ならまだしも、何年も連絡を取っていない知人にも片っ端から連絡をすることすらあります。

これがダメな理由は説明するまでもありませんが、これはただの迷惑行為です。

「100人に連絡すればそのうち数人は来てくれるかも知れない」と考えているのかも知れませんが、知人は知人、友人は友人、家族は家族であり、あなたのファンではないのです。
もし知人が来てくれたとしても、それはあなたの知人だからであり、例えばあなたがバンドでなくお芝居やダンスをやっていたとしても、スポーツの試合だとしても来てくれます。
それはそれで有難いことですが、つまりそれはあなたのバンドのファンではない証拠です。
そして何よりも、そのような勧誘目的の連絡をすればするほど、どんどん嫌われていきます

例えばあなたから見てあまり仲の良くない昔の同級生から、「お芝居を始めたから舞台を見に来てよ」と連絡が来たとします。
もしかしたら最初の一度くらいは「アイツがお芝居か。ちょっと見に行ってみようかな。」と思うかも知れません。
しかし、それ以降2度3度も見に行くでしょうか?おそらく一度きりか、最初から一度も行かないかのどちらかだと思います。
にも関わらず、一度友人のライブに行ってみたら最後、それから毎回ライブ告知が飛んでくるようになります。
あなたは一度は見に行った手前断りにくくなり、「うん・・・行けたら行くよ・・・」というあいまいな返事を繰り返すようになり、最終的にはブロックして縁が切れます。

そんなものはバンド活動ではありません。

改善案

改善案と言ってしまうと「どうやって友達をライブに呼ぶか?」という視点になってしまうため、この項では改善案とは呼びません。
そもそも友達をライブに呼ぶという発想をやめましょう。

あなたが憧れたバンドは、一生懸命友達にメールしていると思いますか?
友達に無理やり来てもらって水増しした動員の先に、あなたの望んだ未来があると思いますか?
そんなことを繰り返している限り、あなたのバンドに未来などありません。
あなたのことを直接知らない誰かに対して価値を提供し、ファンにしていくべきなのです。

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6.チケット代を勝手に値下げする

ダメな理由

「俺たちのバンドで入ってくれたら500円引きでいいよ」
「今回来てくれるお客様はドリンク代を無料にします!」
こんな言葉もよく耳にします。

これがダメな理由は2つです。
1.他のお客様に失礼
2.値下げは自分たちの価値を下げている

1.他のお客様に失礼

他のお客様が自分より安く入場していることが分かったら、あなたはどんな気持ちになるでしょうか?
ライブハウス側としても、勝手に値下げをしないでほしいと思います。
もちろん値下げした分はバンド側が負担するとしてもです。

逆に、あなたのバンドは2,000円でチケットを売ろうとしても全く売れず、
他のバンドが勝手に1,000円に値下げしていたらどう思いますか?

このイベント自体の入場料がその額と決まっているのであれば、全バンドそれに従うべきです。

2.自分達の価値を下げている

2,000円の価値がないから1,500円なら来てくれるかな?などという安い発想のバンドに、ファンが出来るわけがありません。
チケット代とはあなたのバンドが提供する価値の大きさです。
値上げすることはあっても、値下げはしてはいけません。

ファンがいないからと言って「無料ワンマンライブ」を開催するバンドもいますが、大抵の場合客席はガラガラ。そのバンドのメンバーの友人が数人、一生懸命盛り上げている程度です。

自分達のバンドの価値を自ら下げてはいけません。
「安くすれば来てくれるかな?」と思っているバンドは、たとえ無料にしても誰も来てくれません。

コンビニやスーパーなどで買い物をする際にも、欲しい物が値引きされていれば嬉しく感じますが、それは大前提として「欲しいもの」「値下げされていなくても買う予定だったもの」に限ります。
もともと欲しくないものが値下げされていても、何の関係もありません。

それよりも、チケット代を1万円にしても来てくれるにはどうしたらいいか?
と考える方がよっぽど前向きで、バンドの魅力が増します。

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