【ベースの弦は何本?】ベース未経験者が意外と知らない40のこと/日本音楽能力検定協会

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日本音楽能力検定協会です。
今回はベース未経験者および初学者の方が意外と知らないことを40選にまとめさせていただきました。
各項目に簡単な説明を補足しておりますので、ご参照くださいませ。
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1.ベースの弦は4本
ギターは6本、ウクレレやバイオリンは4本、三味線は3本。ベースは基本的に4弦だが、特殊なベースでは5弦や6弦のものもある。初学者の方はギターとベースを見分けられない場合が多い。

2.弦の太さ
太い弦ほど低音が強調され、細い弦はより高音が強調される。自分のスタイルに合った弦選びが重要。
3.弦の張力はかなり強い
ベースの弦の張力は85kg前後と言われ、大きな成人男性一人を持ち上げるくらいの力がある。
3.ピックアップ
ピックアップの配置や種類が音に大きく影響する。たとえば、ピックアップが2つある場合、フロントとリアを組み合わせることで音色の幅が広がる。

4.弾く位置によって音色が変わる
ピックや指で弦を弾く際、ネック寄りを弾くと音が丸く柔らかく、ブリッジ寄りを弾くと音が固くソリッドになる。これは弦の張力によるもので、張ってある弦の真ん中(12フレット)に近づくほど張力が弱まるため音が柔らかくなり、離れるほど張力が増すため音が固くなる。
5.アンプの設定
アンプの設定を変えることで、音のトーンやゲインを調整できる。低音を強調したり、ミッドをカットしたりすることが可能。

6.エフェクター
ベースにもエフェクター(足で踏んで音を変える機械)があり、主に音の粒や強弱を揃えるコンプレッサーが多用される。

7.フィンガリング
指で弾くとき、手のひらの位置や弦に対する角度が音に影響する。
8.スラップ奏法
スラップは親指で弦を叩くサムピングと、人差し指で弦を引っ張るプラッキングの複合技術。昔はチョッパーと呼ばれていて、元来はドラムのリズムをベースで演出するために誕生した。

9.弦を強く押さえすぎるとシャープする
弦を軽く押さえることで、サステイン(持続音)をコントロールする。これを使うことで音の安定感が増す。強く押さえすぎると横方向へのチョーキングになってしまい、音が少しシャープしてしまう。初心者のうちは無理に力んでしまい、弦を一生懸命押さえようとして下に引っ張ってしまうことも。

10.チューニングの重要性
弦のチューニングが正確でないと、音程が大きくずれる。チューナーを使うことで精度を保つことができる。チューニングは時々すればいいのではなく、演奏前には必ず、演奏中にも行うことがある。

11.座って弾くと立って弾くは大違い
普段練習の際に座って弾き、ライブなど本番の際にいきなり立って弾こうとすると全く弾けなくなる。ベースへの角度や視線が変わるため、普段から立って練習することが重要。

12.ミュートが必要
演奏したい弦やフレットを弾くだけでなく、不要な音をミュートする技術がかなり重要。不要な弦を止めながら必要な音を出すことで技術が向上する。

13.ピッキングの強さ
ピックや指で弾くときの力加減が音色に大きな影響を与える。強く弾けばアタックが強く、弱く弾けばソフトな音が出る。

14.フィンガースタイルとピック
ベースには指で弾くスタイルとピックを使うスタイルがあり、どちらも音に個性を与える。どちらが良いというわけではないので、憧れのベーシストや曲によって変更する。最初は好きな方から始めれば良いが、どちらにも対応できるよう両方とも身に着けておく必要がある。

15.ドラムとコンビで「リズム隊」
ベースはドラムとセットでリズム隊と呼ばれ、楽曲のリズムセクションを主に担当する。しかしベースは音程がありメロディーも弾けるため、非常に多くの場面で様々な演奏が可能。

16.弦交換の頻度は意外と高い
弦は切れるまで交換しないという方もいるようですが、手垢などで汚れたりサビてくると交換する方が良い。サビは音の劣化だけでなく演奏しやすさにも大きく影響する。

17.ベース弦はギター弦の2倍以上の値段
ギター弦は6本、ベース弦は4本だが、太さが全く違うためベース弦の方が2倍以上の値段。その分普段の練習では切れにくいので交換頻度はギターより少なくて良い。

18.フレットがないベースもある
フレット(半音ずつの区切り)がないフレットレスベースも存在する。ウッドベース(アップライトベース)は基本的にはフレットレス。

19.ベースの音階はピアノの鍵盤に連動している
ピアノの鍵盤がド、ド#、レ、レ#、ミ、ファ、ソ、ソ#、ラ、ラ#、シ、という12音階になっているのと同様、ベースの音階も3弦3フレットがド、4フレットがド#、5フレットがレ、6フレットがレ#、7フレットがミ、8フレットがファ・・・という風に半音ずつになっている。

20.五線譜の理解はした方が良い
TAB譜(数字で演奏するポジションを記した楽譜)に慣れすぎて五線譜を読めない人が多いが、五線譜を理解しておくと演奏の幅が広がる。


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21.フレットレスベースの特徴
フレットレスベースの演奏すべきポジションは視覚的にも大体わかるが、最も細かい部分は耳で理解するしかない。フレットの区切りがない分、スライドやベンドが得意という特徴がある。

22.リズム隊だけで練習することがある
ドラムとコンビのリズム隊はバンドの音やグルーブの土台となるため、ドラマーとベーシストが二人だけで何時間も練習すると、バンドサウンドの土台が安定し、全体のレベルが飛躍的に上がる。逆に、ボーカルやギターがいくら上手くても、リズム隊の下手なバンドは迫力に欠け、聞きづらい。

23.ルート音を弾くだけではない
最初のうちはルート音を弾くだけで曲に合わせられるため簡単に楽しみやすい楽器ではあるが、ベースにもスケール練習やアドリブ演奏という概念もあるため、より高みを目指す場合には専門的な知識や高度な練習が必要となる。

24.スラップ練習は右手に水ぶくれが出来る
スラップ練習の初期段階では右手の親指側面に水膨れができやすい。潰れてしまった場合には絆創膏やグローブを着用して演奏することもある。

25.バイクのアクセルのブーンみたいな音
ロックな曲のブロック転換時などに耳にする「ブーン」というバイクのアクセル様な音はグリッサンドと呼び、主に4弦を低いポジションから高いポジションに一気に滑らせて弾き、すぐに低いポジションに戻すことで得られるサウンド。

26.音の明るさを変えるトーン
ベースアンプやベース本体に備わっているトーンコントロールを調整して、好みの音を作り出すことができる。

27. 右手の位置:右手で弦を弾く位置(指板の上、下、中央など)によって、音の温かみや鋭さが変わる。
28.レガート奏法
1音1音をピッキングせず、ハンマリングやプリング、スライドなどの技術を多用して滑らかに弾くことを「レガート」と呼び、特にジャズやフュージョンでよく使われる。

29.わざとノイズを入れることがある
弦を滑らせる音や指が弦に触れる音(グリスノイズ)は、時には意図的に使うことで、音楽に深みや味わいを与えることができる。

30.トレモロピックアップ
トレモロピックアップは、音の明暗を調整するために、アンプやエフェクターを使って音に変化を与える機能がある。

31.ベースは最も始めやすい楽器
基本的にはルート音を単音で弾いていれば曲が成立するため、全くのゼロから始めてライブに出られるようになるくらいまでであれば最も簡単な楽器と言われている。もちろん高度なことを目指せば他の楽器と同様かなり深いが、とりあえず好きな曲を弾きたいという面ではベースが最も始めやすい。
32.特殊なフィンガーピッキング
指で弦を弾く際、人差し指と中指で弾く2フィンガーが基本だが、親指で低音弦を、他の指で高音弦を担当する奏法もある。

33.特殊なフィンガーピッキング
指で弦を弾く際、人差し指と中指で弾く2フィンガーが基本だが、より速く効率的に演奏するために薬指や小指を使って超絶フレーズを弾くベーシストもいる。

34.グルーヴ感とは?
バンド関連の言葉でよく耳にする「グルーヴ感」とはノリやうねりのことで、ボカロやAIなどのコンピューター演奏では得られない、人間らしいノリやリズムのズレ、波のことを指す。ベースはリズムを支える役割が大きいため、リズム感やグルーヴ感を意識して演奏することが重要。

35.ベースにもビブラートがある
通常のルート弾き演奏の際にはあまり多用しないが、ちょっとしたソロフレーズなどの音の切り際などではベースでもビブラートを使用し、感情的に音を処理する。

36.ベースにもコードがる
多くは使用されないが、ベースも複数弦を同時に押さえることでコード演奏が可能。

37.変則チューニングがある
レギュラーチューニングは4弦E、3弦A、2弦D、3弦Gだが、全てを半音下げる半音下げチューニング(D#、G#、C#、F#)、全てを全音下げる全音下げチューニング(D、G、C、F)などの曲も存在する。
38.筋トレではなく脱力が必要
ベースだけでなく楽器の上達には、筋力をつける筋トレではなく、力みをなくした脱力状態で上手に弾けるコツをつかむことが必要。日本人は勤勉なので「指が痛い」「力を使っている」=「努力している」と思い込みやすいが、これは上達の妨げとなる。

39.ベースにもリフがある
ギターリフと同じように、ベースフレーズでリフを演奏する場合もある。特に現代では印象的なベースリフも多く、それに憧れてベースを始める人も急増している。

40.ベースは簡単そうに見える
昔の音楽ではベースといえばルート音を弾いているだけで簡単そうに見えたため、気軽に始める人が多かった。現代ではスラップ技術などの進化により、難しくてカッコイイフレーズに憧れてベースを始める人も増えている。


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